OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

母の日 赤いカーネーションへの回帰傾向

2015.04.14

明らかなデータに表れているわけではありません。しかし、近年、急に母の日は赤いカーネーションへの回帰傾向が見られるように思います。昨日の日本農業新聞の記事にもありましたので、花き業界の方なら同じようなことを感じた方もいらっしゃることでしょう。弊社では、2009年から毎年母の日のカタログを各店から頂き、定点観測をしたり、生花店の皆様に母の日の売れ筋についてお伺いしていて感じました。

2013-4年から、提案傾向や売れ筋ともに「母の日は赤いカーネーション」という原点に回帰、そして今年もその傾向が進んでいるように思います。母の日の提案カタログは2009-2010年頃、最も多かったのはピンクでした。また、ピンクと合わせ紫系は多かったように思います。もちろん赤もたくさんありましたが、目立っていたのはピンクです。鉢では、とりわけ都心以外でカーネーション以外の物を前面に出しながら提案する傾向が強かったように思います。

しかし、これが赤いカーネーションをイチオシにして提案する傾向になってきているようです。各店からいただいたカタログを拝見してもそうですし、生花店さんにヒアリングをしても然り。昨年、埼玉県でフローリストさんおひとりで15年ほど生花店を営まれている方に伺ったところ、「なんとなく気が向いて、初めて赤いカーネーションの鉢を仕入れたら、それがまたよく売れて驚いた」と。それまでは、そのほかの鉢物を提案していたし、赤い定番カーネーションは仕入れようとも思わなかったということでした。

 

この赤いカーネーションへの回帰傾向は何でしょうか。最近「癒し」という言葉をあまり聞かなくなりました。癒しブームから脱却したころ、ふんわりとした癒しのピンク、柔らかいムードから変化し、少し頑張っていこうモードになったということで、強めの色の赤がなんとなく好まれるのでしょうか。カーネーションという、切でも鉢でも毎年品質にブレの少ない性質が販売側にとっては取り扱いやすいということも理由の一つかもしれません。分析はまだまだ続きますが、今後の変化にも注目していきたいと思います。

 

 

pagetop