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大田市場あるある?!いや、初めての○○(まるまる) ~熱帯化バージョン~

2025.08.11

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

本日8月11日は祝日ですが、お盆直前で大田市場花き部は繁忙期を迎えています。

さて、そんな大田市場花き部から、夏の大田市場“あるある”

大田市場は通路のドアや窓が開けっ放しなので、「虫」は基本「隣人」のようなもの。常に共存ですよ。もはやちょっと色が珍しい「蛾」程度では、特に気にも留めません。

 

しかし、これはさすがに足を留めました。

 

 

 

カマキリ・・・しかも巨大。

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カマを除いて全長14-15cmほどあるオオカマキリです。

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虫がいるのは「大田市場あるある」ですが、ここまで大きいカマキリをお見かけするのは初めてではないかというほど大きい。

手持ちのスマホで写真を撮ろうとこちらが立ち位置を変えると、カマキリの視線が三角形の顔とともに追ってくるわけ。体が大きい分、眼力も強めで脅威すら感じる。眼がすんごい大きくて、研究者ならその構造を観察できてしまうほどではないかと。凶暴につき、あまり近づけないのですが。

 

日常生活で15cmクラスの昆虫に出合うことは、なかなかレアケースですよ。いや、過去にはあります。巨大オニヤンマに期せずしして出合った時にはびっくりしましたが、カマキリで15cmクラスってまさに熱帯サイズですよ。これまた、もしかしたら昨今の熱帯化の影響があるでしょうか。

すべての昆虫ではないにしても、一般的に熱帯地方ほど昆虫が大型化しやすい傾向にあるといわれます。温暖で湿潤な気候下で、成長期間が長く、豊富なエサを確保できるので、大型化が可能になるのだそうです。

 

また、生物多様性が進むと捕食される可能性も高くなるので、昆虫にとっては大型化した方が自然界では有利になることもあるのだとか。このカマキリなんて、まさにそのパターンと言えるのではないでしょうか。もはやネズミサイズですからね。

捕食しやすく、捕食されにくい。人でさえ恐怖を感じるのですから、捕食する方もいつもの4-5cmのバッタかカマキリを捕食する感覚では襲えないでしょう。

この初めての巨大カマキリの存在もまた、この暑さと無関係とは言い切れないと思った出来事でした。

 

過去にないほどの暑さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。

それではみなさま、ごきげんよう。

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