OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

スポーツ観戦人口

2025.12.22

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

大田花きHP『産地ウンチク探検隊!』コーナー更新しました。

今回は、今年9月牧之原市に襲来し、大きな爪痕を残した竜巻。その甚大な被害に遭われたJAハイナンガーベラ部会様を訪問しました。

「ベッドから空見えた」というほど自宅も被害を受けながら、何日にも及ぶ停電にもかかわらず、1日も休まず出荷を継続された鉄人ぶりをご覧くださいませ(脱帽)。

大田花き「産地ウンチク探検隊!」コーナーはこちら

 


さて、世界的に見た時に観戦人口が多いスポーツは何と聞かれたら、きっといくつかのスポーツがパパパ~ッと思い浮かぶと思います。

ある情報サイトによると多いのはこちらのスポーツなのだそうですが、2位に当たるスポーツを当てられますか。

 

1位 サッカー 観戦者数約40億人

2位 xxxクイズxxx 観戦者数約25億人

3位 バスケットボール 観戦者数約22億人

4位 テニス 観戦者数約10億人

5位 フィールドホッケー 観戦者数10億人

・・・情報元はこちら・・・

 

観戦人口第2位のスポーツは、多くの人が野球と思うのではないでしょうか。かくいうアタクシも野球と予測いたしました。

しかし、答えは・・・・

 

 

クリケット!

 

 

 

私たちにとってはなんとも意外すぎる答え。

しかし、こうしてみると英国発祥のスポーツが上位を占めており(バスケは違いますが)、大英帝国の拡大に伴い、その統治国で広まったことが大きく影響しているでしょうか。あとは、人口が多いインドで観戦人口が多いと、確かに上位にランクインする可能性は高いですね。独自分析ですが。

統治国が多ければ、英国からその分多くの人が移動するでしょうし、徐々に文化として普及、スポーツマンシップなどの精神性とともに“感染”していったことは想像に難くありません。スポーツ観戦人口は、そのスポーツの楽しみを分かち合う人口とすれば、まさに「スポーツ感染人口」と言ってもいいかもしれませんね。

 

話はやや逸れますが、テニスにおいてはコートに立つ人数が主に2人(ダブルスなら4人)と少人数でありながら、観戦人口4位につけているところがそのスポーツの魅力の一旦を物語っているように思います。感染力強いですねww

もちろんこのスポーツ観戦人口は、国内に限ればその順位は大きく変わってきます。興味のある方は調べてみてください。(ご参考サイト)


 

では、なぜ人はスポーツを観戦するのでしょうか。ちょうど今週末、NHKの番組でチコちゃんもそのテーマを取り上げていました。

番組で示された答えは「自分も脳の中で一緒にプレーしているから」。そして、観戦しているとミラーニューロンの働きによって、プレーに参加し疑似体験をすることになり、勝敗に感情を重ねてしまうのだそうです。プレーや技術のすごさ、感動や興奮、応援するチームや選手への愛着、一体感やファン同士の交流、健康への良い影響(ストレス発散)など多岐にわたり、スポーツを観戦すること自体がや生活の充実につながると考えられているのだそうです。自己解釈が入りますが、脳の報酬系が刺激され、観ているだけで快感や喜びの感情をもたらし、「もっと観たい」「またやりたい」「また観たい」と思わせるのでしょう。

 

ということは、花文化もミラーニューロンの力で感染力を高めて、花を楽しむ人口を増やしていけるでしょうか。

その良い例が「花いけバトル」かもしれません。花いけに直接参加しなくても審査に参加することで報酬系が刺激されて、また観たい、自分でもやってみたいという気持ちを誘引しているように思います。

あるいは「フローラルアリーナ」(仮)とかなんとか言っちゃって、例えばいくつかの品種のユリでどの品種が“最も早く咲くか競争”をして、それぞれのユリを応援してもらうことでユリに興味を持っていただくことができるかもしれません。ユリはカサブランカだけではないこと、品種や咲き方の違いあることに気づくことが花文化醸成の入口になるかもしれません。案だけですが。

 

ま、こんなふうに花文化の感染で花を楽しんでいただける人が増えるといいですね。世界で認められる巨大なスポーツ産業クリケットのように、日本の花産業も大きくなっていきたいものです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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