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第31回大田バラ会議が盛大に開催された件

2026.01.30

花研の一研究員です。1月30日、大田花き主催で“バラ”をテーマにした参加型セミナー「第31回大田バラ会議」が開催されました。参集範囲の広さが実に象徴的で、バラの持つ文化的世界観そのものの会合でしたよ。
行政―生産―流通(流:卸・仲卸)―販売(販:小売・加工・量販・EC・葬儀婚礼)―デザイナーと、多くの関係者が一堂に会しました。

新聞などでも報じられると思いますので、ここでは私個人が「特に印象に残ったこと」だけを記します。内容は盛りだくさんでした。宇田先生の基調講演、福山市「バラのまち」施策の報告、大田花きによる産地・買参人・各種統計データの共有、そしてグループディスカッションと続きました。

私が特に“なるほど”と思ったのが、デザイナー・曽我部翔さんのお話です。ブーケ制作の実演を交えながら、バラの使い方について語られた内容がとても新鮮でした。

曰く、
「バラは枝物だと思っている」
というのです。
しなりがあり、タメが効く。トレンドキーワード“枝物”の文脈でバラを捉えるという発想は、非常に興味深いものでした。生け花の技法である“タメ”を利かせてバラを扱うこともあるという説明は、なるほどの連続。ついつい、まっすぐスッと伸びた“整ったバラ”ばかりを思い浮かべがちですが、しなやかさを活かす表現の幅を感じさせる実演でした。

参加者の多くも、経営的にも制作的にも「選択肢が広がる視点」として受け取られたのではないかと思います。


■ いけばなの技法「タメ(矯める)」について

枝や茎を曲げたり、草姿を整えたりする技術を“ためる”と言います。
生け花ではよく知られた基礎技法で、ほぼすべての流派で学ぶものです。漢字では「矯める」。矯正の“矯”の字が入るので、形を整えるニュアンスが含まれているのでしょう。

調べてみるとことわざにも登場し、
「矯めるなら若木のうち」=「鉄は熱いうちに打て」
と同義で使われるそうです。なるほど、意味がすっと通ります。


自分も“バラについてはだいたい知っている”つもりでいましたが、まだまだ奥深く、新しい学びがありますね。
今回はバラにまつわる気づきをご紹介しました。

 

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流れるような手さばきで作られたブーケ

ニュアンスカラーの様々な季節の花との組みあせ色構成が美しいですね。

作品に登場するバラの一つがシュバルツシルト、色がニュアンスカラーで

花弁も優しい形状、半八重ですが様々な魅力を幾重にも重ねたようなバラです。

 

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こちらのバラは、しなやかなカラーに沿わせるように

タメを利かせています。品種はグリーンアイスかな、

ガーデンローズの銘品です。

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