花研コーヒーブレイク
マイブームとサフラン
2025.12.19
こんにちは!リコペルシカムです。
前回の投稿から少し期間が空いてしまったので、久しぶりの投稿になります。
さて、突然ですが、皆さんは休日の趣味やマイブームはありますか?
最近では編み物やシール交換など、私が子供のころの遊びが流行っていて懐かしさを覚えます。
私はというと、ビリヤニにハマっております。
ビリヤニとは、簡単に説明しますと、南インドを中心に食べられるスパイス炊き込みご飯です。インドやネパール、バングラデシュ料理専門店で食べることができ、最近ではコンビニや一部のスーパーでも販売されるようになりました。また、乃木坂46の40thシングルにも採用されるなど、様々な場面でビリヤニを感じることができます。(ちなみにこの乃木坂46さんの「ビリヤニ」歌詞、めちゃくちゃ面白いです。)
炊き込みご飯といっても、作り方はとっても手が込んでいて、地域によって使うスパイスの種類や具材が異なるところがとても面白い料理です。
ビリヤニはまず、バスマティライスという細長く粘りの少ないお米を半分ほど茹で、別の鍋でスパイスと共にじっくり煮込んだ肉、魚、野菜などと層にして重ね、蒸して仕上げます。複数のスパイスの香りを吸収したふぁっふぁのライスをほおばると、口の中に複雑な風味が広がります。スパイスはカルダモンやクローブ、クミンやスターアニスなど地域やお店によってこだわりの配合があるようです。また、サフランやターメリックで鮮やかな色合いと香りを付けます。
聞き馴染みのないスパイスもたくさん使われていますが、サフランはスペイン料理のパエリアにもよく用いられているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。サフランは1g1,000円もするほど高価で、「世界で最も高価なスパイス」とも呼ばれています。
なぜこんなにも高価なのか。
サフランはアヤメ科クロッカス属の球根植物で、スパイスのサフランはこの植物のめしべだけを乾燥させたものになります。めしべは1つの花からたった3本しか収穫できず、多くの場合手作業で収穫されるため、とても希少なスパイスなんです。
サフランはイランで栽培が盛んですが、日本でも大分や埼玉で栽培されています。特に大分県竹田市では、竹田式と呼ばれる独自の栽培方法で100年以上サフランの栽培が行われており、国内の生産量の約8割になるそうです。
そんなビリヤニやパエリアなど食用に用いられることが多いサフランですが、観賞用としてもとてもきれいな花を咲かせる植物で、日本でも全国各地に群生しているようです。ホームセンターなどでも球根が出回り、10月前後から12月ごろにかけて美しい薄紫の花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれます。寒さにも強いため意外と育てやすいそうです。
ぜひ来年は球根からサフランを育ててみませんか?
収穫しためしべでオリジナルのビリヤニを作っても楽しそうです!










