花研コーヒーブレイク
「午年には梅を飾りたいね」その理由とは
2025.12.24
花研の一研究員です。
2026年は午年ですね。
馬も梅も「う」から始まるのでから、仲間だね・・・。いやー適当な発想だねえ、いつものように。いえいえそうとばかりともいいきれませんぜ、旦那さん。ここはふたつの 「う」始まりを解き明かしましょうよ。
ちょーん、ちょーん(拍子木) はじまりはじまりー。(落語風)
どちらも大変古い時代に中国から日本に伝わりました。
中国では馬はマー、梅はメィ。
それが日本人にはうまく発音できないため、母音である「う」がついて「うま」、「うめ」になったという学説があります。このハナシはネットで探していただいても結構容易に見つけることができると思います。
どちらも日本的な呼び方が無かったのですね。それもそのはず。梅も馬も輸入されて初めて日本に定着したのでから。
弥生時代後期から古墳時代のころに大陸からはるばる渡ってきたとされています。
当初は中国読みだったと思われますが、日本人が発声しやすい音に変わり、それが母音である「う」からはじまる「うめ」「うま」になったと。本国ではどうだったかわかりませんが、苦労して島国日本にやってきて、無事に日本に受け入れられ定着したその二つは奇しくも同じ音を授かりました・・・ということですから梅と馬は兄弟ということですね。
かなりハナシを飛躍させましたが、ということで、先人のご苦労を偲び、また未来に幸あれということで、午年には梅を飾りたいですね。
ちょーん、ちょーん、 おしまい。
※上記学説について、解釈は様々あるようなので、あくまでもそういう説があるということでご理解くださいませ。
市場は年末最大の繁忙期を迎えています。ラストランまでもう少し、何とか乗り切っていきたいものです。
それではみなさま、ごきげんよう。










