花研コーヒーブレイク
私たちは「夜を消費する」
2026.02.06
こんにちは。花研の一研究員です。
日経新聞の派生メディアである 日経MJ(月・水・金発刊) は、マーケティングトレンドが凝縮された、私の愛読紙のひとつです。
その2021年頃の紙面に、興味深い特集がありました。夜系バンドとして 「ヨルシカ」・「YOASOBI」・「ずっと真夜中でいいのに。 」の3組が取り上げられていたのです。その後の、特に YOASOBI の快進撃は皆さまご存じの通りでしょう。
「この記事が出てから、まだ5年しか経っていないのか…」と感じるほど、すでに懐かしささえ感じます。当時の私は、“夜”というキーワードがどんな社会的意味を帯びているのかを深く考えず、「たまたま夜をテーマにしたアーティストが続いただけ」と捉えていました。しかし振り返ってみれば、あの頃からすでに時間感覚に大きな変化が起き、“夜”というワードが社会の中で新しい価値を帯び始めていた のかもしれません。
■ 夜は今もトレンドを生む
そして今でも、“夜”を起点にした消費トレンドは健在 です。
最近は「夜パフェ」が人気とか。
「夜にパフェ?」「飲み会の締めがパフェ?」
数年前なら想像しにくい流れですよね。
イベント業界でも “夜の〇〇ツアー” が盛況です。
最新のニュースでは、なんと “夜のいちご狩り” まで登場したのだとか。
(夜のいちご狩りニュースはこちらです)
一日中忙しい人が増えたのか、それとも“タイパ重視”の価値観が夜へと消費を押し広げているのか。いずれにしても、夜の使われ方は確実に変わりました。LEDライトの普及によって都市の夜は明るく、華やかで、安全で、楽しい。写真映えまでします。
ただ、その一方でふと思います。
これだけ夜のコンテンツが増えると、夜は“昼の延長”になってしまったのではないかと。しかし同時に、夜が明るくなるほど、反比例して “暗闇の価値” が高まっている気もするのです。
夜パフェ、夜植物園、夜いちご狩り。
次に来るのは何でしょうか。
案外、
「家の中で、ただ花をじっと見つめる“何もしない夜”」
これこそが、これから最も贅沢な過ごし方としてトレンド入りするのかもしれませんね。
そんなときにおすすめは、ジュエルオーキッド。葉脈がきらきらと光って綺麗で見飽きませんよ。
それでみなさま、ごきげんよう。










