OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ジドリ

2014.08.19

「自撮り」です。

「地鶏」ではありません。

ま、アタクシの世代では、全く以って「ジドリ」の音から発想するのは後者の方ですが。

「自撮り」とは、いわずもがな自らを被写体として撮影することです。デジカメやデジカメ機能付きの携帯電話などの普及、並びにSNSの普及が相まって、極一般的に行われるようになりました。最近生まれた新し言葉の一つでもありますね。

 

この自撮り、侮れません。

何がって、この自撮りがひとつの危ない社会現象を起こしているのです。

ポルトガルの観光名所であるロカ岬という崖に、ポーランドから6歳と5歳の子供連れの御夫婦が観光に来ていました。しかし、ご夫婦が自撮りに夢中になるあまり、足を滑らせて二人とも崖から転落死してしまったのです。二人の子供は両親が転落する瞬間を、哀しくも目の当たりにすることとなってしまいました。今月の出来事です。

今年3月にはスペインで、電車の屋根で自撮りにトライしていた人(この行為自体がおかしいけど)が感電死したり、5月にはイランで運転中の女性が自撮りして衝突事故を起こしたり、米国では運転中に自撮りしてSNSに載せようとした女性が、トラックと衝突事故を起こして亡くなってしまいました。

ポーランドの御夫婦も滑落防止の柵を越えて自撮りしていたようですし、運転中のながらスマホは全く以って危険極まりなく、いずれも常識の範囲で自撮りをしていれば起こらなかった事故かもしれません。しかし、やはり一方で、スマホやSNS普及の陰に潜む暗い一面が露わになったものと言えるでしょう。

 

ちなみに、世界的な波及を見せている自撮り行為ですが、さて英語で何と言うのでしょうか。

selfie(セルフィー)というそうです。

本来なら、自分を撮影する言葉は、self-portraitと言いますが、2002年ころから省略形としてselfieが使われ始め、2013年にはオクスフォード英英辞典に新語として登録されました。しかも、2013年のword of the yearに選ばれている!!Σ(゚口゚;↓

http://blog.oxforddictionaries.com/2013/11/word-of-the-year-2013-winner/

今となっては、当たり前のようにネット上の辞書にも掲載されています。

 

アタクシの性格上、なかなかselfieはできませんが、フェイスブックなどで皆様のselfieを楽しみにしたいと思います。

皆様はselfieの際、くれぐも夢中になりすぎることのないよう、ご注意くださいませませ。

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