OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

クリスマスツリーの日&ネズ枝ってなにさ!?

2020.11.19

こんにちは。ボンジュール内藤です。

11月23日は、大田花きで恒例のツリー市が開催されます。8時30分ころからセリ場で行います。よろしければぜひご覧ください、あるいはご利用くださいませ!

 

一口にクリスマスツリーといっても、クリスマスツリーになるのは複数の種類の樹木です。もちろんモミの木が一般的でよく認知されている樹木ですが、ゴールドクレストなどの針葉樹がツリーとして使われることもあります。はたまたご家庭によっては、食卓でブロッコリーのようなグリーン野菜をツリーに見立ててかわいらしく装飾して、乾杯したあとに見て食べて楽しむところもあるかもしれませんね。クリスマスツリーにこの植物を使わないといけないという決まりはないといっていいかもしれません。

 

花き流通では、クリスマス用の切り枝やチップとして、ヒバ、スギ、ヒノキ、ヒムロ、イチイ、セイヨウネズなどがあります。切り枝で流通しているものは、ツリーのように立つわけではありませんが、これらの素材はクリスマスアレンジにとても重宝しますね。いずれも常緑針葉樹で寒さに強く、太陽の力が最も弱まる冬至やクリスマスのシーズンでも青々と緑が茂り、生命力を感じさせる樹木であることに変わりませんね。そういう意味では、日本の正月に飾られる松や竹などの常緑樹に、人々が求めているものが似ているかもしれません。

ちょうど大田市場内に展示されていたヒバ、スギ類。

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それぞれに木姿、葉先、葉の形状が異なります。

雪冠杉

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クジャクヒバ

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ヒムロスギ

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仲卸さんで見たモミ枝とセイヨウネズ。

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セイヨウネズとは漢字で西洋杜松と書きますが、最初に音だけ聞いたときはネズミ🐁のネズかと思いましたよ。ネズとは学名をJuniperus rigidaといいますが、その学名が示すようにジュニパーと聞けばエッセンシャルオイルなどの種類で聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。(→むくみ解消とかの効果が期待できるといわれていて、使ってみたことがありましたが、結果はこの通りです💦)

ネズはヒノキ科ビャクシン属の針葉樹。 ネズミサシとも呼ばれるそうで、ネズミ除けにネズの硬い葉を使っていたことから、「ネズミを刺す」という意で「ネズミサシ」となり、それが縮まりネズと呼ばれるようになったのだとか。ネズはネズミとは無関係と思いきや、意外にも深い関係があったみたいです^^;

 

ちなみにクリスマスツリーの日は12月7日。1886年、国内において横浜で初めてクリスマスツリーが飾られた日であることからだそうです。できればこの日までに一般家庭にクリスマスツリーを楽しんでいただけるよう売り場にご用意したいものですね。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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