OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

お笑いは社会を救う!?

2015.06.16

日頃何の気なしに拝見するテレビのバラエティ番組ですが、会社としてそのような番組となんらかの接点を持つ機会を得て、自分たちなりに分かったことがあります。

 

それは、番組構成上の登場人物それぞれに役割があるということです。

例えば、バラエティ番組などで有名タレントが司会をする場合、その隣に必ずアナウンサーが立ちます。

この時のアナウンサーの役割とは、司会の方や出演する素人さんが発信する情報のサポートかとお見受けしました。

情報の正確性を期すために重要な役割で、やはりアナウンサーの方が立つと番組全体が引き締まる印象です。

この役割を担う方は会社内のトレーニングも十分に受け、本当に優秀な方たちなのでしょう。

 

お笑いの方たちが町を散歩しながらレポートするような番組でも、“アナウンサー引率”のようなスタイルになっていることが多いです。力を抜いて歩いているように見える場合もありますが(失礼!)、それでも尚、必ずアナウンサーが付いていくというのは、それだけ必要な役割を担っているということなのでしょう。

 

また、お笑いの方たちの役割も、これまた番組内で非常に重要な役割を持っている印象を受けました。単に番組を盛り上げているだけではありません。

私自身、ほんの瞬間ですが出演させていただいた番組で、お笑いの方々に幾度となく助けていただきました。

素人ですから空気も読めず、業界の常識も知らず、平気で地雷も踏みます。すると、一瞬冷え冷えとした空気がスタジオを取り巻きますが、あっという間に笑いの風を吹かせて、冷めた空気を笑いで温かい空気に入れ替えてくれるのです。

何気ない一言も救い上げて、大きな笑いを誘うネタに変えてしまいます。

この技術はやはりプロの技と言っていいのでしょう。お笑い芸人の方はよくモテると聞きますが、その理由もうなづけます。

冷えた空気を温め、失敗も不幸もすべて明るい笑いで吹き飛ばしてしまう。だからこそお笑いは社会を救う。そんな気がするのです。

それが“お笑いの正しい使い道(のひとつ)”であり、そのような役割をしっかり果たす人こそ、息長く国民に愛されているのかもしれません。必ずしも比例はしないと思いますが。

 

業界の方やテレビの構成に詳しい方にとっては当たり前のことかもしれませんが、日頃「役割」という切り口でテレビ番組を見ないので、気付いていなかったように思います。

別の持論で「ドMは企業を救う!?」説(特に日本社会では)を頑なに主張し続けているのですが、これはまた別の機会に展開させていただくとして、「お笑いは社会を救う!?」説いかがでしょう。

お笑いというのは、社会生活に必要不可欠な要素ではないかと思うのです。

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