OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

生成AIさんに「巨匠の静物画を再現できないか」聞いてみた

2025.08.06

花研の一研究員です。

今回、調べたくなったのはキクを題材にした絵画をリアルに再現する件について。

モネ画伯やルノワール師匠(勝手に“師匠”と呼ばせていただいています)など、印象派の大家がキクをテーマにした作品を発表しています。花瓶に多くのキクをいけたものやキャンバスいっぱいのキクの絵などがあり、いずれも様々な種類(あるいは表情)のキクがいけられている様子が描写されています。

 

この様子を実際に真似てキクをいけるにはどうしたらいいかと思い立ちました。絵をマネするのではなく、その絵をリアルで再現すべく、対象物をマネするということです。普通は逆なのかもしれません。3Dを絵画や写真などの2Dなどに収めるのが常套手段かもしれませんが、2Dをあえて3Dで再現することを考えました。

そこで、困ったときの生成AI先生頼み。もしかすると元になる絵を分解・分析するこで、リアルに還元できるのではないかと思いまして、普段使っているマイクロソフトのCopilot先生に質問を投げかけてみました。

質問は、ルノワール師匠のキクの絵画をリアルで再現する場合に必要なキクの種類と本数です。ルノワール師匠はキクをテーマにした絵を複数描いているので、1882年に発表した『菊』と特定します。現在はシカゴの美術研究所にある作品です。

 

すると生成AIさんの回答は以下の通り。

再現するために必要なもの(目安)
キクの本数:15〜18本ほど
キクの種類:以下のような品種を混ぜると近づけそうです。
黄菊(厚物系)
白菊(管物系)
オレンジ菊(小菊系)
必要に応じて、スプレー菊なども加えるとボリューム感が出ます。

 

というアドバイスでした。

少し私なりにここに補足すると、黄色はスパイダー咲きかもしくはデコラ咲きでスプレーがあるといい感じです。

品種でいえば、セイパイレーツ、セイロケットイエロー。デコラならセイヌーボイエローかも。

シロギクもスプレーですが、管弁よりもセイヌーボのようなデコラ咲きも混ぜてもいいかと思います。オレンジの小菊系というのは言われてみれば確かに流通量が少ない。オレンジがあればオレンジだし、なければ濃い黄色系がいいでしょうか。

 

意外と今の流通品種でルノワールの作品世界が再現できそうです。トライして、ルノワール風のキクを飾ったらちょっと雰囲気よさそうです。

楽しいですねえ。巨匠の絵画からキクをはじめ花の飾り方を学ぶ紹介でした。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

pagetop