花研コーヒーブレイク
ノーベル賞晩餐会の花
2025.12.11
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
ノーベル賞に日本人が一度に2人受賞するダブル受賞は10年ぶりの快挙だそうですね。
メディアの報道から、その表彰式やバンケットがいかに華やかで素晴らしいものか、伝わってきます。
そしてこのブログでも毎年注目しているのが、バンケット(晩餐会)の花装飾です。
テレビなどで報道されたのを見ると、アネモネが使われているのはわかりましたが、そのほか華っきりせず、ノーベル賞の公式ページから調べてみました。
ちなみに装飾を担当したのは、Per Benjamin Flowersというオスロのフローリストで、ここ11年ほどずっと担当しているそうです。
★装飾のテーマ、コンセプト
装飾は晩餐会会場である「ブルーホール(Blue Hall)」の雰囲気を活かしつつ、ノーベル賞メダルの円形をモチーフにデザインされています。確かに装飾のあちこちにメダルのモチーフがちりばめられていました。
★色の組み合わせ
グリーン、オレンジ、ブラウン、バイオレット、アプリコット、はちみつ色、ゴールド
これらの色は季節感のある深みを持ちつつ、会場の厳かな雰囲気と調和しているのだそうです。
★花材とデザイン
24,000〜25,000本の花材が使われているのだとか!その大部分はサンレモ(イタリア)からの寄贈なのだそうです。花もののほかに、ベリー類やリンゴなどの実物も取り入れて、自然豊かで立体感のある装飾に。それ以上の具体的な使用花材への言及は見つけられず、わかりませんでした。
サンレモは多種多様な切り花の産地で、バラ・ユリ・アネモネ・チューリップ・カーネーションなど多くの花材が出荷されているのだそうです。
ちなみに平和賞の授賞式会場はまた別の方が担当されているようです。
確かに授賞式やバンケットとは全くテイストが異なりますね。
多分こちらの動画の方でしょうか。ご参考まで。
明日は「今年の漢字」の発表の日ですね。
なにが選ばれたのか楽しみです。
それではみなさま、ごきげんよう。










