OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

地震に安心な花瓶(極めて個人的な見地です)

2015.06.05

先週2回、5月25日と5月30日に比較的大きな地震があり、関東では大きく揺れを感じました。

25日の発生はお昼間。花研で在席中だった3人は、全員とっさに机の下に身を隠しました。体感的にはそのくらい大きな地震でした。

 

30日は土曜日の夜。

あと一駅で自宅まで徒歩で帰れるところだったのに、手前のJR恵比寿駅で山手線が止まってしまいました。しかも3時間近く。すぐにバスに乗り換え、帰宅難民にならずに事なきを得ましたが。

揺れを感じたのは、ちょうど恵比寿駅に停車したとき。車両が大きく揺れましたが、最初は地震だとは思わず、なんだかずいぶん重量のある、お相撲さんクラスの人が電車に乗っていらしたのかなとか、押し合いへし合い多くの人が急に乗ってきたのかな、くらいにしか思っていなかったのですが、「地震みたい」と隣の人が教えてくれました。東京で震度4なのだとか。阪神大震災の時、震度4を体験しましたが、その時よりも体感は小さく、また被害もずいぶん小さいように思います。それだけ日本が地震に強くなったのか、震度の取り方の違いなのかわかりませんが。

 

幸い25日も30日も、弊社事務所のものや自宅のものは何も倒れることなく済みました。しかし、地震の時には棚と同様に花瓶などは倒れないかと心配になることがあります。自宅に置いてある大きめの逆三角形の花瓶は、大きい地震が来たら倒れてしまうのを覚悟で使っていますが、実際には相当大きな地震でない限り、震度3-4くらいでは花瓶の転倒には至らず意外と大丈夫だということがわかりました。揺れ方にもよるかもしれません。

大きな地震が来ると、モノがガチャンと落ちてきたり、花瓶が倒れたり、あるいはインテリアがガタガタといったり、その「音」で恐怖感があおられるものです。

ですから、震度3-4くらいの時に落ち着いているためには、日頃から音が出ないような工夫をすることが大切ではないかと思っています。耳から感じる揺れを最小限に留めるということです。コーヒーカップなどの食器も、以前はひっかけて収納していたこともありましたが、揺れると食器同士がぶつかり結構な音になるので、揺れてもカチャカチャ音がしないような収納に直しました。

では、例えば花瓶はどのようなものがいいでしょうか。倒れず、且つ中の水も飛び出ない花瓶。

倒れないことだけ考えたら、正方形か円形で背が低いものがいいでしょう。しかし、花瓶としては少し使いづらい点もありますし、水が入っていたら大きな揺れでピチャピチャと外に飛び出してしまう可能性があります。

できれば、なるべく日々の生活の何かを犠牲にすることなく変わらず楽しみながら、地震には備えたい。みなさま、そのように思っていらっしゃるのではないでしょうか。

そこで・・・!

 

ここからはアタクシの経験に基づくことで、決して科学的な見地ではないことを先に記しておきますが、金魚鉢型の花瓶が意外といいように思うのです。丸いので、右へ左へ揺れた水も内側に戻ります。つまり、どんなに大きな揺れでも花瓶の外に水が飛び出ることがないのです。

ま、確かに全体の大きさに対する床との接地面が少し小さいとすれば、揺れでゴロンと倒れてしまう可能性はありますので、そこはやはりできるだけ安定感のあるものがいいでしょう。私はマルタ共和国で買ってきた、臨月の妊婦さんのお腹くらいに大きくて丸い花瓶が気に入って使っています。(マルタはガラスの工芸品が名産の一つです。)

↓このようなくびれ型の花瓶もいいかもしれません。水位をくびれの下にもってくればこぼれにくいでしょう。

91

 

花瓶のチョイスは私の極めて個人的な考えです。花瓶の下に滑り止めを付ければいいとか、水をたくさん入れなければいいとおっしゃる方もいるでしょう。緊急時には日頃のちょっとした備えが物を言うかもしれませんので、みなさまはみなさまなりのお考えで地震に備えることをお勧めします。

pagetop