OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

シーズン・イン・ザ・〇〇

2026.05.23

花研の一研究員です。

気温が上がってくると、夏を象徴するバンド、TUBEを思い出します。
TUBEといえば「Season in the Sun」。

花業界の5月も、まさに“Season in the 〇〇”の季節です。

〇〇に入るのは、シャクヤク、バラ、カーネーション、クレマチス・・・旬を迎える花が次々と登場し、市場を歩くだけでも楽しくなります。

そんな中、今回取り上げたいのは“Season in the Hydrangea”。
つまり、アジサイです。

大田市場の仲卸通りを歩くと、この時期はまさに「アジサイロード」。
ずらりと並ぶ花々の景色は圧巻です。

たまたまこの記事を書いている4月27日は雨模様。
しっとりとした空気も相まって、アジサイの魅力がいっそう引き立っていました。

さて、「Season in the Hydrangea」と書いてみたものの、少々長い。
そこで、AIのコパイロットに“アジサイのリブランディング案”を相談してみました。


研究寄りなら、学名を生かして「Season in the Hydra」。

情緒寄りなら、想像できる色や景色を生かして「Season in the Blue」「Season in the Rain」などの案が出てきました。

AI的には「Season in the Hydra」に一本賭けする価値ありとのアドバイス。確かにどこか語感に勢いがあります。

 

しばらくは市場の“アジサイの森”を楽しみたいところです。

もりもりと(森々と、盛り盛りと)咲く大鉢アジサイも見応えがありますが、最近は一つのトレーに複数品種を組み合わせたポット苗も増えてきました。色も質感もさまざまで、モコモコとしたテクスチャー感が楽しい。切花装飾のデザイン感覚を取り入れたような、新しい鉢物提案として実に面白いです。

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さらに最近は、スタンダードカーネーションほどのサイズ感の“手毬アジサイ”も人気です。ころころとした姿がなんとも可愛らしい。

写真は横浜で開催されていたフラワー&ガーデンショウで展示されていた、ジャパンフラワーセレクションのワンシーンです。

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私たちの世代にとって、アジサイは「豪華な高級ギフト」という印象が強い花でした。その華やかさは、世界の富裕層にも十分通用する魅力を持っています。

一方で近年は、そこに「カワイイ」という日本的価値観が加わってきました。さらに忘れてはいけないのが、ラグランジアのような、野趣や自然感を打ち出したアジサイの存在です。都市化が進む世界では、緑や自然景観への関心も高まっています。そうした中で、ナチュラルな植栽感覚を持つアジサイにも、新たな価値が生まれているのでしょう。

アジサイのラインアップはゴージャス・カワイイ・ナチュラル。

この三つの価値観で世界に通用する商品群が展開されています。そして、その背景には、日本人が長年育んできたアジサイ文化もあります。

来年はいよいよ花博。市場のアジサイを眺めながら、そんなことをあれこれ考えています。

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5月25日はNHKラジオお当番です。朝8時10分頃から生放送にて、6-7月に旬を迎える青くメタリックのように輝くあの花をご紹介いたします。ツボミのステージが最も見ごろの花って、言われてみれば珍しいかも?

ぜひ聴取してみてくださいませ。

NHK ONEらじる★らじるはこちら。

それではみなさま、ごきげんよう。

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