OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ノイバラが咲いている

2026.05.18

花研の一研究員です。

写真は大田市場花き部エリア内のとある場所からのもの。

この時期、大田市場内に植栽されている「ノイバラ」が小さくも可憐な花を咲かせています。(このブログが掲載されるころには、開花期は終わってしまっているかも)

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市場流通では、ノバラ、ノイバラといえば、その実のことを指します。開花の状態でのノバラはほとんど流通しません。

大田市場内で開花しているノイバラも、花が終わったものから蕊だけになり、徐々に実が膨らんでいく経過を見ると、市場に流通するノバラの実になるまでの行程がよくわかるように思います。

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学名はRosa multifloraです。multi+floraは“花がたくさんつく”の意味ですから、「花がたくさんつくバラ属」と意味。これを知れば誰もが頷くでしょう。その花姿を的確に表現した学名ですね。

 

原産は日本で、古典文学にも登場します。かの万葉集にも登場するのですから菊よりバラの方が古い。花は小さいのですが香り素晴らしく、美容に使われてきました。江戸時代の風俗を書きとどめた資料に、バラの香り成分の抽出方法などの記載があります。詳しくははポーラ化粧品さんのサイトからどうぞ

 

当時と同じような方法で香りを抽出できる機器(蘭引きというそうです)もネットでは購入できますねえ、欲しいなあ・・・。とはいえ自分で集めるのは大変ですから、ローズウオーターを購入しました。先日パシフィコ横浜で開催されたフラワー&ガーデンショウにてブルガリはカザンリク地方で採れたRosa centifolia(百枚の花弁を持つバラ属の意味)由来のローズウオーターを入手。

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バラの香りをうたった製品は多数ありますが、本物のバラの香りそれもローズウォーターには私も少々うるさい。シュッと手に吹きかけて軽く手になじませてから香りを嗅ぎます。少しだけ埃っぽさがあるのが本物の証拠ですぜ。センティフォリア(ケンティフォリアとも)の香りは甘めですが、ほどなく揮発するのでちょうどいいのです。ストレス防止にシュパシュパと、おすすめです。

今日は5月の市場のスナップとバラの香りについてお届けしました。

 

・・・香り繋がりで「香り記念日は10月30日」、「お香の日は4月18日」ですが、当社サービスの紹介・・・

 

『はじめての切り花ガイド』では、「芳香花を楽しむ」コーナー(P.95~)を章立てしています。

ロウバイやスイートピーなど、芳香花の代表品目をご紹介しています。よろしければご参照ください。

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それではみなさま、ごきげんよう。

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