花研コーヒーブレイク
植物には毒がある・・・
2025.11.13
こんにちは。花研の一研究員です。
植物には人類にとって毒性を示す種類が多数あります。植物進化の過程で生き残るために様々な科学物質を合成・蓄積する機能を備えるようになり、その物質のうち一部は人類を含む哺乳類にとって毒性、あるいは薬効を示すのです。
ネットでちゃかちゃかと検索しただけなのですが、植物の種類でいくと有毒、あるいは薬効のあるものはざっと25万種類と出ました。うち食用として用いられるのは4000種ほどだそうです。観賞用と考えた場合、市場流通に限定しても2万ぐらいはあるらしいです。観賞用というのは見立ての世界ですから、25万種すべてが観賞用と言ってもいいぐらいです。
次に「哺乳類とって毒性があるもの」という条件で検索すると、これが実はよくわからない。“おそらく数千あるだろう”というのがお尋ねしたCopilotさんの回答でした。つまり25万種の毒性は哺乳類にとってどう働くかはよくわからないということです。
とはいえ身近にあるものについては様々研究されています。観賞用植物の毒性については以前ここでも取り上げた、『増補改訂版 園芸有毒植物図鑑』(淡交社)が参考になると思います。知らないよりも知っている方がよさそうだという情報が掲載されています。
園芸大国の英国には「有毒植物園」という、聞いただけで痺れてしまいそうな植物園があり、人気のようです。ナショジオのWEB版にその記事がありました。
植物まるごと、人にとってのメリットとデメリットを学ぶというその精神性がすごいですね。さすが大英帝国だなと思います。
日本には毒草という表現そのままの公開庭園はないようですが、薬草というのも摂取方法によっては、ある意味「毒」になり得ますから、薬草園というのは参考になるかもしれません。毒草を学んで、生活者に安全安心な花のある暮らしをお届けしましょう。
最後は特に毒のない話。
本日11月13日は、FMヨコハマ『Lovely Day♡』の番組内で、大田市場花き部から生放送でお届けしました。
レポーターの藤田優一さんがいらして、セリ取引のない木曜日でも尚、花市場からのワクワク感を上手に届けてくださいました。さすがですね。藤田さんはお声も素敵ですが、実際お会いしても素晴らしい方でした。流れるようなリードにお任せしながら、花き市場についてお話させていただきました。
今の時期のオススメの花はマムと枝物。その理由と魅力についてご紹介いたしました。
ちなみに藤田様の奥様はお花がお好きなようで、毎日サブスクサービスで受け取った花をご自宅にお持ち帰りになるのだとか。ありがたい限りです。
★番組オフィシャルブログに早速掲載していただきました(こちら)
放送後の様子↓
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radikoのタイムフリーで聞き逃し配信をしています。
それではみなさま、ごきげんよう。










