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6月1日 気象記念日

2023.06.01

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

本日6月1日はアーティチョークの日。アーティチョークの生産と販売をされる広島の企業さんが、制定されたそうです。6月が出荷ピークなので、その月初めである1日をアーティチョークの日としたのだとか。大田市場花き部の仲卸通りにも観賞用のアーティチョークが並んでいます。

 

さて、6月1日は気象記念日でもあるようです。気象庁のHPを拝見しますと、気象記念日は「明治8年(1875年)6月1日に気象庁の前身である東京気象台において業務を開始したことを記念して、昭和17年(1942年)に制定されました。」とあります。今年で148回目の記念日を迎えるのだとか。

 

ご存知の通り気象庁から発表されるのは日々の天気予報ばかりではありません。

突発的な大雨や強風、熱中症、洪水、土砂災害、黄砂やPM2.5飛来、はたまた地震速報に至るまで、命と生活に直結する多くの気象情報を私たちは気象庁から受け取っています。とりわけ昨今は、今までにないほど気象庁から発表される情報精度やタイミングに期待が高まっているように思います。かくいうあたくし自身、今朝のことだけを考えても、TVニュースやインターネットなど複数メディアを使って、迫りくる台風の影響の今後の天気予報について、何度チェックしたことか。流通センター駅と会社の間にある大橋で吹き飛ばされると大変ですから。

 

気象庁の機能や役割に思いを巡らせると、日本は世界で最も進んでいる国の一つと言えるのではないでしょうか。もしくは唯一無二か(ほかの国のことはわかりませんが、そのくらいすごいのではないかと思っているということです)。5分毎の雨雲レーダーをだれでも手元のスマホで入手できたり、1時間毎の風向きや降水確率、降水量まで詳細に予測した情報を無料で確認できたり。

 

このように発展著しいのも、日本は地震が多く、気象の変化も激しく、災害が多い国だからかもしれません。というのもスウェーデンの花研特派員に聞きましたら、「自然災害は1年を通してほとんどない。せいぜい雷が落ちたというのが1年に一回あるくらいかな」と言っていました。そんなスウェーデンの特派員は、スマホで5分毎の雨雲レーダーなど必要としないでしょう。ええね。それはそれで幸せなことだと思います。

 

自然環境、歴史、民俗、文化、経済環境などによって必要とされ、その国の気象情報の精度が磨かれていくものかもしれません。いま、私たち生活者が災害に関して事前に警報を受け取り、命が繋がるのも気象庁の皆様のを始めたとした政府・行政の積年の尽力の賜物にほかなりません。気象庁の業務をまとめた『気象業務はいま2023』も刊行されているようです。ご興味がございましたらご覧ください。

 

最後に、もちろん「三気(さんき)商売」といわれる花きの生産と販売においても、気象庁からの情報発表は多いに活用したいところです。

気象庁から発表された向こう3か月の天候見通し(6-8月)もよろしければご参照くださいませ。

 

東京地方では、明日くらいに梅雨入りするとの予報です。露地の花が前進開花気味であるように、いつもより前倒しで季節が到来している印象です。

それではみなさま、ごきげんよう。

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