花研コーヒーブレイク
悪霊退散ヒペリカム
2026.06.30
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
本日は「悪霊退散ヒペリカム」のお話です。
品川区の某公園内で撮影。ヒペリカムの向こうの真っ白アナベルも圧巻ですが、今日はヒペリカムです。
花き市場でヒペリカムといえば、赤や白ピンクの実付の枝物で、コロンビアなどからたくさん輸入されますが、今日は旬を迎えている庭のヒペリカムについて。
ヒペリカム・・・冷静に考えるとなんだか不思議な響きですが、hypericumと書きます。
つまりHyper(ハイパー)なんちゃらな植物なわけ。
Hyperはわかりましたが、そのなんちゃらが重要!と思って調べてみたら、ラテン語でhyper(~の上に)+eikon(霊、像)、つまり「ハイパー+幽霊」の意味なのだそうです。
ヒペリカムとは「ハイパー幽霊」の意味。
なんで??
古代ギリシャ語では、この植物を魔除けの霊の上に飾る習慣があったのだとか。そこから悪霊を退ける神聖な植物という意味でハイパー幽霊、ヒペリカムと呼ばれるようになったそうです。
てか、悪霊退散の「悪霊ってナンダ?」
AIちゃんに聞きましたら、「人間に災いをもたらす邪悪な霊的存在や、未練や恨みを残して亡くなった人の魂(怨霊・死霊)を指す。自然災害や疫病などの原因として恐れられる一方で、手厚く祀ることで神(荒ぶる神)へと昇華される信仰の対象でもある」
と教えてくれました。
自然災害や疫病の蔓延などをもたらす神と思えば、日々の平穏のために魔除け・厄払いの日にはヒペリカムを多用できるのではないでしょうか。
ちなみに、魔除け・厄払いをする日は以下の通りです。もちろん今日の夏越しの大祓も厄払いの日ですね。
- 節分(だいたい2月3日): 「鬼は外、福は内」と豆をまき、厄や邪気を祓う。
- 夏越の大祓(6月30日): 半年の間に心身に溜まった罪や穢れ(けがれ)を祓い、残りの半年を無事に過ごすための神事。「茅の輪(ちのわ)」をくぐって厄を落とす。
- 冬至:ユズの強い香りには強力な邪気祓い効果があると信じられていた。
- 年越しの大祓(12月31日): 1年の締めくくりとして、この1年間に生じた罪や穢れを清め、新たな年を迎えるための儀式。家々の大掃除も元々は魔を払う意味を持っていた。じゃあ、大掃除をした後にはヒペリカムを飾るとめちゃくちゃ魔除けになるんじゃん??
また、各種のお節供も厄払いの意味があります。
- 端午の節句(5月5日):強い香りで邪気を払うとされる菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を軒先に吊るしたり、菖蒲湯に入ったりして病魔を退ける。
- 重陽の節句(9月9日):別名「菊の節句」。邪気を払い長寿をもたらすとされる菊の花を使ったお酒(菊花酒)を飲み、秋の厄災を退ける。
プラス、厄年(やくどし)の厄除けも、男性(25・42・61歳)、女性(19・33・37・61歳)の転換期に、神社仏閣で祈祷してもらい厄払いをしてもらいますし、七五三(11月15日)も子どもの健やかな成長を祝い、医療が発達していなかった時代に命を落としやすかった年齢(3歳・5歳・7歳)の魔を払うための行事です。
うんわー、めちゃくちゃヒペリカムを提案できる機会があるじゃないですか。
ヒペリカムの流通期はフラワービジネスノートにあります。
流通早見表の「枝物」欄(緑色)内を五十音順でお探しください。
それではみなさま、ごきげんよう。












