花研コーヒーブレイク
制御不能なジャスミン
2025.05.06
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
先週末、ふらりと散歩していたところ、思わず足を止めたくなるような園芸風景に出会いました。
屋根と同じ高さに設けられた物干し台に、5寸前後の鉢植えがずらり。さまざまな植物たちが並び、いくつかはちょうど花を咲かせ、彩りを添えていました。
手前は工事中でしょうか。
ちょっと角度を変えるとこんな感じの光景が。
え。
この右のキリンのぬいぐるみみたいなの、なに??
もしくはブラキオサウルスを模したオブジェか?
いや、なにかわかるけど、なに?
なにか起きているのか確かめたくなり、細い路地裏をくねくねと、遠回りしながら近づいていきました。
そして、辿り着いた先で目にしたのは・・・
生長旺盛なハゴロモジャスミンが、屋根や物干し台を超え、さらには電線にまで手を伸ばそうとしていました。まるで何かをまさぐる生き物のよう。花の奔流が電信柱を飲み込まんばかりの勢いです。
生命力溢れすぎて、制御不能なジャスミン。ハゴロモジャスミンはとても好きなガーデンアイテムのひとつですが、こうなるともう純粋にその姿を楽しむというよりも、不安や懸念を感じてしまいます。電力会社に連絡しなくて大丈夫かな、とか。
花は整えられ、人の生活に支障をきたさない範囲で咲くからこそ、美しさを感じるのかもしれません。ジャスミンに罪はないと思いたい。
それではみなさま、ごきげんよう。