大田花き花の生活研究所 ブログ

2017.02.28

ブルゾンちえみさんの花

バイオリニストの高嶋ちさ子さんが好きで(竹を割ったような気持ちの良いキャラクターと、あの歯切れの良いトークが特にねー)、たまたま彼女が出演していた某テレビ番組(普段は観ない)にチャンネルを合わせていたら、高嶋さんの後にブルゾンちえみさんという、2017年になってからブレイクして人気急上昇中の芸人さんがその番組にゲストとして出演されていました。昨晩のことです。最近はあちこちの番組でお見かけする芸人さんです。

その番組では知られざる彼女の素顔に迫るといった具合に、“仕事がゼロだった昨年まで何をしていたの?”とか、実は占い(西洋占星術)が得意であるなどの内容が紹介されていました。その中で、「女子力が高く、花が好き」と。

 

しかも、

「お金がなくても、花は欠かさず部屋に飾る」

のだとか。リビングとキッチンに飾るのだそうです。

すごい。なかなかできることではありません。あるいは、バレンタインほか、恋愛関係のイベントがある時には、赤いバラを部屋にガッツリ飾って、自ら運気を高めることもあるのだとか。

 

「この歳になってわかるけど、オンナ、花好きです

と“ブルゾン節”で答えて、笑いを誘っていました。

 

そんなブルゾンちえみさんがMCに、

「ご自身を花に喩えると何ですか?

と聞かれ、答えた花は、

 

 

 

「ガーベラ」(←ブルゾン節)

 

どか~んと大きな存在感ではなく(ご本人はかなりの存在感ですが)、それほど主張はしないけどきらりと光る脇役のような存在に憧れるとおっしゃっていました。芸人キャラは脇役では周りが許さないほど目立ち、前面中心を陣取るほどですが、実は“脇役を生かす”のが得意という話から、彼女の魅力の引き出しが広がり、その後も脇役をどう引き立てるかという構図作成とポージングディレクションをして見せ、才能を発揮されていました。

さすが、芸能人というのはあらゆる美と才を備えているものですね。

ブルゾンちえみさんは20代。ガーベラは、弊社のアンケートでも「20代の人気の花 第1位」ですから、もっともな話ではありますが、彼女らしい理由を以ってしてガーベラを挙げたところが素晴らしいと思いましたよ。

ガーベラは1年中出荷がございますので、いつでも購入いただけます。それだけに流通量も多く、大品目の一つですが、本来の旬は春。4月18日はガーベラ記念日でもあります。

いよいよガーベラの本格シーズン到来です。

GBR

 

ブルゾンちえみさんをはじめ、生活者のみなさまがさらなる幸運に恵まれるように、私たちはますます花のある楽しい生活をご提案していかないといけませんね。

 

そういえば「斎藤さんダゾ」のお笑いコンビ、トレンディエンジェルの斎藤さんも花が好きなのだそうです。芸人さんとしてのキャラづくりというよりも、本当に自らのたしなみとして好きで、花についての知識もなかなか深いようです。

2017.02.27

プレミアムフライデーイベント

昨日2月26日は、東京マラソン2017!

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花の業界のトップアスリートでもあるJFMA会長の小川孔輔先生が今年は(も?)抽選に当たり、ご参加されたと伺いますが、アタクシ、この東京マラソンは初めて現場に立ち会いました。(いままで東京マラソンの日に銀座に出かけたことはありましたが、あえて大会の人混みを避けていました)

しかし、今年のような快晴の日に午前中から東京マラソンの応援に行くというのも、なかなか清々しく、また東京マラソンに関わる、警察からボランティアのみなさまを含めたすべてのスタッフのご尽力にも頭の下がる思いで銀座を歩いておりました。

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今年は、ルートが変わったようで、ちょうどスタートから30km地点が銀座4丁目の辺り。うろうろしていると9時05分にスタートを切った車いす部門1位の選手に遭遇!その後に続く2位と3位の選手も観ることができました!

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こちらが車いす2位の選手だったかな。

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すると、花研ブロガー2号の後に同じ場所を通った弊所のショチョさまが、なんと9時10分にスタートを切ったランナーの1位と2位に遭遇!

“えンらい速かった!!”そうですが、お手柄できちんとランナーの写真を撮ることができました。

↓ショチョさまのショット(30km地点の1位と2位・・・どの方がランナーかわかります??)

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結構、観衆に近いところを通るのですね。

 

すると、ショチョさまの後に同じ場所を通った弊所のEパートさんが、市民ランナーさんたちが走る時間帯に遭遇。

市民ランナーの中でも比較的速い集団を撮影してくれました。

いや~、それにしても、みなさんいいシューズを履いていらっしゃいますな。速いだけに相当こだわりのランナーさんでいらっしゃることとお察しいたします。小川先生もこのような速いグループなのでしょう。

(弊所のEパートさんのショット↓)

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この後に、コスプレをして走る集団など、別の角度から“RUN”を楽しむ人たちがいらしたそうで、そちらも観ていて面白かったそうです。

 

本日のブログはショチョさまとEパートさんと花研ブロガー2号の3人の撮影写真が使われております。これは花研コーヒーブレイク史上初のことで、花研三人衆の総力を挙げた記事なのです!!(笑)

※花研三人衆=所長、パートさん、花研ブロガー2号。「3人臭」ではありません。くれぐれもご注意ください。   

 

なぜそのように花研三人衆が時間を変えて同じ場所を立て続けに訪れたかというと、三越銀座店さんで開催されたプレミアムフライデーに因むフラワーイベントのためです。

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三越銀座店の9階で、11時と14時からの2回、花の国日本協議会さまによるフラワーイベントが開催されたので、3人とも(別々にですが)そこに訪れたのです)

イベントとは、前半にJA常陸枝物部会部会長の石川幸太郎さんの花桃生産に関するトークショー(聞き役に拝命されました花研ブロガー2号)、そして後半にその花桃を使った投げ入れのレッスン(講師はフラワーシーンプロデューサーの小川典子さん)という2部構成90分前後のワークショップイベントでございました。

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部会長の石川さんは、流石、場数を踏んでいらっしゃるだけあって、お話がお上手です。トークにメリハリがあって、とても聞きやすかったです。

ワークショップ講師の小川さんは、優しく“まろやか”なお話ぶりが耳に心地良く、いいよどみのない分かりやすいインストラクションがさすがでございました。開催前から人気でキャンセル待ちの方もたくさんいらしたと伺っておりますが、受講者のみなさまも楽しんでいただけたことと思います。

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またこのような機会があるかどうかは未定のようですが、もしあれば生活者のみなさまには喜んでいただけるかもしれませんね。

2017.02.27

産地ウンチク探検隊!番外編「みやび花園さま×富岡製糸場」

大田花きのホームページ「産地ウンチク探検隊!」コーナー、vol.117のみやび花園様のご紹介にちなみ、番外編としてみやび花園様の近くにある世界遺産「富岡製糸場」の記事をアップいたしました。

よろしければ、お時間の許すときにご笑覧いただけると幸いです。

記事はこちら(クリック)!

2017.02.25

リマインダー★明日2月26日は銀座三越へGO!

リマインドです。

明日26日は銀座三越9階にてプレミアムフライデーの一環で、花のイベントも開催されます。

11時と14時の2回、JA常陸枝物部会部会長石川様と花研ブロガー2号との対談、及びフラワーシーンプロデューサー小川典子さんによるフラワーアレンジメントレッスン(無料)が開催されます。

フラワーレンジメントレッスンは先着12名様ですが、トークショーはどなたでもご来場くださいませませ。

詳細はこちら(クリック)

 

折しも、2月26日(日)は東京マラソンの日。

スタートが9時10分(車いすは9時05分)、三越がある銀座4丁目地点は出発からおよそ30kmくらいなので、11時頃にはちょうど選手たちも銀座三越の前を走っている頃かもしれません!

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ぜひ、選手たちを応援しがてら、銀座三越9階にも足をお運びください。明日2月26日は銀座三越の9階へgoでございますよ♪

2017.02.24

表紙は前橋バラ組合様!

『農耕と園芸』3月号を見た瞬間に“WOW!!”

 

その理由は、・・・ぬぁんと表紙を飾っているのは前橋バラ組合のみなさまではありませんか!!

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これって「グラビアっていうんですか?」と弊所のショチョさまに聞いてみたら、なんだか妄想することが多過ぎたみたいで、返事ができず、下を向いてにやにやしていました・・・どうもすみません。

多分グラビアとは言わないのでしょうが(どうやらグラビアとは印刷方法のことを指すようなので)、しかしまあ、ショチョさまがグラビアという響きで動揺したくらい、アタクシにとってはインパクトのある表紙でございます。もちろんインパクトのベクトルの向きは違いますが、ベクトルの長さは同じです。

もちろん、この表紙は内容ともリンクしています。

クレームが極めて少ない前橋バラ組合様の取り組みが紹介されています。こうして前橋バラ組合様はお客様からの信頼を築き上げていらしたのですね。

40ページを開いて、是非ご覧くださいませ♪

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産地ウンチク探検隊、前橋バラ組合様の記事はこちら↓

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2011年の記事でしたね。お邪魔したのは最近のような気がしていましたが、あっという間に6年が経過していたとは。

 

それではみなさま、本日は初めてのプレミアムフライデー。良い週末をお過ごしくださいませ♪

2017.02.23

金からグリーン!

年末に買った金柳。

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一緒に購入した花ものは開花期が終了しましたが、金柳はずっと使えるかなと新しい花と一緒に生けていました。

ある日、生け替えるとき、一緒に生けていたキンギョソウの葉が絡まったか、なかなか金柳から落ちないなーと思っていたら、・・・・

 

 

ぬぁんと柳の葉でした!

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なんと、新葉が出ていたのです!

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スゴイ生命力です。

これはもしかしてひょっとして・・・と思い、枝の下を見てみると・・・・

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やはり!!

根っこらしきものが生えかけています。

ああ、素晴らしきかな、柳の生命力。

このように生命復活の現場をご覧になった方はたくさんいらっしゃるかもしれませんね。

 

気温が上がるこれからの季節、どのように生長を遂げるか、大切に見守りたいと思います。

2017.02.21

2月26日銀座三越フラワーイベントへようこそ!(花研ブロガー2号現る?)

いよいよ今週末から始まる政府主導のプレミアムフライデー。

三越銀座店さまでは、2月24日から26日の3日間、“プレミアムないろいろ”を提案すべく、各階でイベントが催されます。

そのうちの一つに花の国日本協議会様のご協力で花関連のイベントも開催されます。

例えば、2月24日(金)15時30分からはには、第一園芸様の看板デザイナー新井光史氏によるフラワーデザインライブパフォーマンス(9階銀座テラスにて)。

また、26日(日)には、「プレミアムウィークエンド ~花とキレイに暮らす~」というテーマで フラワーワークショップが開催されます。

フラワーシーンプロデューサーの小川典子さんによるフラワーアレンジメントレッスン、及び3月3日のお節句に向け、桃の花の生産者様のトークショーが繰り広げられます。11時からと14時からの2回、9階の銀座テラスにて。無料ですがフラワーアレンジメントレッスンへの参加は、事前に1階の第一園芸様でお申し込みください。

そのトークショーにご登壇されるのがJA常陸(ひたち)枝物部会の部会長石川様。

 

JA常陸枝物部会さまは、発足した2007年来、絵に描いたような右肩上がりで枝物の出荷量を増やしています。その中でも4番バッターが花桃。

JA常陸さまが生み出した秘密のノウハウで、木肌の美しい花桃を出荷します。生産者さまも発足当時の1ケタから今年は100名まで達するという驚異的な伸び。休耕地を生かすビジネスモデルから全国の行政からも視察を受けれるなど、いま注目の生産地なのです。

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その部会を引っ張る石川部会長のお話の際、僭越ながら石川様のお相手をさせていただく予定です・・・はい、わたくし花研ブロガー2号。務まんのかいな、ほんとに!?

黒柳徹子さんを目指してお話させていただきたいところですが、まあ無理ですよ。一朝一夕にできることではありませんが、ひとまずヘアスタイルはたまねぎヘアで決まりですな。

折しも2月26日は東京マラソンの日。ちょうど三越銀座店様の前の通りもルートになっていることですし、ランナーを応援がてらこのイベントにもお立ち寄りいただけると幸いです。

イベントの詳細はこちら(クリック)!

2017.02.20

ALL JAPAN 花き輸出用出荷箱 発表!

前回の切り花出荷箱の標準規格提案に続き、第2弾です。日本花き卸売市場協会から輸出用切り花出荷箱の標準化提案が為されました。

前回は国内流通用でしたが、本日は輸出用の出荷箱のご提案につきご案内させていただきたく存じます。

 

現在、日本産花き、とりわけ切り花の輸出金額は年々右肩上がりに伸びています。

しかし、その出荷箱が統一されていないことが現状です。世界に誇る日本産花きのブランド化、また国産花きと同様に流通効率化のためにも、伊かのような点を考慮して、出荷箱が提案されました。

日本産の高品質切花をイメージしたデザイン

・和のおもてなしデザイン

・海外への輸送に適したサイズ

・箱の充分な強度

 

それがこちらです。

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輸出用切花標準容器サイズ(外寸) 

分類 長さ(mm) 幅(mm) 高さ(mm) 備考
1,100 360 173 国内流通標準サイズBサイズと同じ。主に大輪洋花輸送に適しています。
760 360 86.5 上記サイズの高さが2分の1サイズ。

繊細な小花類の輸送に適しています。

 

白地に桜ピンクのプリント。

全体的には桜ののエレガントな柄を施しながら、ロゴマークを設定。展示イベントや販促物などでこのロゴマークをご利用いただけるようにデザインしました。世界へのメッセージも明確でわかりやすいですね。

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箱の開け方は大小で異なります。大きい箱は左を固定した片開き、小さい箱は着脱式のフタです。

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シンプルでわかりやすいロゴマーク、日本産花きの高品質が伝わりやすい良い箱にように(個人的には)思います。

2月14日の発表会では、ご出席の市場関係各社様よりご意見をいただきましたので、今後また少し修正があるかもしれませんが、基本的なサイズとデザインはこのようになりますので、是非お見知りおきくださいますようお願い申し上げます。

by花研の所長

ご質問、お問い合わせは以下まで。

株式会社 大田花き ロジスティック本部 森谷 克敏(TEL03-3799-5000)

株式会社 大田花き花の生活研究所 代表取締役 桐生 進(TEL03-3799-5578)

2017.02.17

日本花き卸売市場協会 出荷統一箱発表!

日本花き卸売市場協会より、切り花出荷箱標準化に向けた第1次提案がなされました。

このブログにしては少し唐突感があるかもしれませんので、背景をご案内申し上げますと、つまり全国の切り花産地様の出荷箱がバラバラすぎて、物流が非効率。物流問題が深刻な今、規格を統一して物流効率化を図りましょうというものです。

農林部会長の小泉進次郎議員がいつぞやミカンの出荷箱の企画の多さにその非効率性を嘆いていらっしゃいましたが、花の場合も同様。出荷箱の規格はそれぞれの生産者さまが決めていらっしゃいますので、全国生産地の数ほどの規格があるのです。いやいや、1つの生産地産はいくつかの規格を持っていらっしゃるので、生産者様の数×3-5倍位になるかもしれません。

一方で、新聞を開けば毎日のように物流問題に関する記事が取り上げられ、日本中で物流問題は深刻化しています。

例えば、東京青果さんを見ると、ほとんどの品目はパレット流通です。しかし、花の場合はその箱の規格がバラバラであるが故に一つ一つ手積み作業によります。そのため荷受け、荷捌き、引き渡しなどはかなり時間のかかる作業です。トラックで運ばれた荷を降ろすにしても、一台あたりの作業時間が長いため、荷下しまでの待ち時間が長い場合もあり、トラックドライバーには負担の多い商品ではないでしょうか。

花も物流の問題に取り組んでいかないと、完全に取り残され、将来的には花を運んでもらえなくなることさえ懸念されます。もしくは、相当物流費用がかさみ、花の単価に跳ね返り、結果花自体を消費者に選んでもらえなくなるという事態が引き起こされることもないとは限りません。

卸売市場の効率ばかりではありません。様々な生産地の商品を購入する生花店様にとっても然り、流通の川下に向うにしたがって規格の異なる商品を積み合わせることになりますので、購入者さまも商品の積載に労力と時間がかかっている状況です。

日本中のドライバーの高齢化がすすみこれからは減少していきます。運送業者の過当競争がおさまってきた中で花きはこれからも運んでいただけるのでしょうか。

これらの課題解決に乗り出したのが、日本花き卸売市場協会。出荷箱の規格統一化事業のメンバーとして、参加させていただいているのが、弊所のショチョさまでございます。

「適切で標準となる切花出荷容器サイズを定め、広くご利用いただく事で上記問題解決に寄与していきたいと考えております」と日本の花き業界にメッセージを送ります。

 

という主旨で、規格統一に向け、皆様のお力をお借りして検討してきた内容が、一段階まで辿り着き、2月14日(火)に発表会を迎える運びとなりました。標準規格の第1回発表です。

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切花標準容器サイズは以下の通りです。(外寸)

JIS規格である11型パレットに積みやすいように設計された4サイズ。

分類 長さ(mm) 幅(mm) 高さ(mm) 備考
A 1,100 360 260 標準サイズ T11型パレット3列積み
B 1,100 360 173 標準サイズの高さ3分の2サイズ
C 1,100 360 130 標準サイズの高さ2分の1サイズ
D 1,100 275 130 T11型パレット4列積み

*分類Cは、3辺合計が1,590mm、宅急便の最大サイズである1,600mm以下。複数のサイズの箱が積み合わされても、例えば以下のように上手く積みつけることができます。

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蓋の開閉はこんな感じ。

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現時点で出荷箱の規格はあくまでも任意ですが、流通効率化が図られる上で、将来的にはこのサイズを基本とした規格が推奨されることになるでしょう。

本件にご質問、お問い合わせは以下まで。

株式会社 大田花き ロジスティック本部 渡辺 新之介(TEL03-3799-5000)

株式会社 大田花き花の生活研究所 代表取締役 桐生 進(TEL03-3799-5578)

 

それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ♪

2017.02.16

日持ち保証 日本農業新聞2月8日付け

少し前になりますが2月8日付の日本農業新聞の紙面2017年の花き販売のトレンドの記事によると、業界の人へのアンケートでの日持ち保証制度が花の消費拡大に繋がると回答した人が63.2%。国産花きに求められるキーワードは「日持ち」が全体の2位。日持ち保証という切り口から消費拡大への期待度が伝わります。

まだ私がこの業界に足を踏み入れる前、チョットの間だけ英国で過ごしていました。もう15-20年近く前になるでしょうか、計算したくないのでざっとです。

近くにはウェイトローズというスーパーがあり、家から徒歩で行ける唯一のスーパーだったので、愛用していました。

ある週末、英国のご家族のホームパーティかティータイムだったか(忘れた)に呼ばれ、さすがに手ぶらで行くのも良くないでしょうと花を買っていくことにしました。しかし、学生の身でアルバイトもできず収入ゼロ、貧乏生活のアタクシにとって、出費はその金額の多寡にかかわらず逐一痛いもの。フローリストで花を買えば5,000-10,000円という情報を得てひるみました(今となってはもう少し安いのかもとは思いますが)。日曜日になれば、市街で青空マーケットをやっていて、バラ10本で5-10ポンドで販売していましたが、お呼ばれしたのは土曜日なので、その手は使えません)。そこでウェイトローズでちょっとした花を買って行くことにしました。英国のスーパーには入口に素人目には華やかな花束がいろいろと置かれていたので、それで用が足りると思ったのです。

花に関してほとんど知識のないアタクシは、その時何を基準に花を選んだかというと、”Two weeks guaranteed!”というスリーブに付いていたシールです。

「へー、こんな風に何日(観賞期間を)保証しますなんてシールが付いているんだなー」と思ったことを覚えています。

最初に手に取ったバラかなにか、よく覚えていませんが、その花は見た目で選びました。しかしよく見ると、スリーブに5日程度のguaranteeマークが付いていることに気付き、

「いや、ちょっと待った。guarantee期間が長い方がいいじゃないか」

と思った瞬間、花の顔ではなく、スリーブのシールを見て選びはじめました。次に手に取ったのは10days guaranteedとシールが貼られた花束。(これも何の花か忘れました)さらに長い日持ちが保証されたものを見つけ、最後にはguarantee期間が最長だったtwo weeks guaranteedのシールが付いたスリーブを持ってレジに向かいました。

その花が何だったかというと、白いユリです。

(うーん、two weeksはスプレーマムだったかな~。多少の記憶違いはご勘弁ください。とにかく最終的に購入したのは白いユリです)

そして、のちにこの業界に入り、それが大失敗だったことに気付きました。英国ではダイアナ元妃の棺に白のテッポウユリが添えられたように、白いユリは悲しみを意味する花であるケースが多いことを学んだからです。多分私がかったユリはオリエンタルではなくテッポユリだったと思います。どう考えてもオリエンタルの価格ではなかったので間違いないでしょう。

そんなことも知らずにアタクシはguarantee期間だけで選んだ花を持って訪問してしまったわけですが、今考えたらお招きくださったファミリーは気を悪くしていらしたかもしれません。

(この話、人生で初めて懺悔します。この場を借りて、すみません)

アタクシが外国人であったことと(当時は)まだ若かったことで「英国の常識を知らないのね」と許してもらえたのかもしれませんが(許してもらえてないかもしれませんが)、未だに思い返す度に赤面するというか、相手の心情を思うと胸が痛いというか、申し訳なかったというか・・。日本で言えば、“外国人を自宅に招いたら、シロギクの花束を手土産に持ってきた”というようなイメージでしょうね。

アタクシがこれまで花を選ぶ際に、日持ち保証期間の点から花を選んだのは、後にも先にもその1回だけです。

この英国の売り場とその時の自分のハズカシ体験、及び思考回路を今回顧し、思うことは「日持ち保証の売り場」を作ることが重要なのではないかということ。

デザイン性の高い生花専門店では、色々な花を組み合わせアレンジして販売するので、日持ち保証が機能しづらいことは想像に難くありません。しかし、専門店さんでもオリエンタルユリだけ1-2本、チューリップだけ3本パック、バラだけ3本パックなど、単一品目をスリーブに巻き、お得感を出しながら販売しているところはあります(単品売り)。そのような売り場であれば、大いに機能するでしょう。あるいは、無人のスーパーマーケットや量販店、県のアンテナショップのような特産品売り場でも単品売りは実現可能ではないでしょうか。

その時に、単品売り1-2種類に保証マークを付けるのではなく、“日持ち保証コーナー”くらいのイメージで一帯の商品群に保証を付けるといいかもしれません。

つまり、今ある花売り場に日持ち保証を取り入れていくのではなく、日持ち保証を切り口とした売り場を作ることが必要なのではないかと、徒然に思ってみるのでした。・・・どうもすみません。

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