OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

「香り・コンパクト・耐暑性」から読み解く戦略的品種開発

2025.07.10

花研の一研究員です。

香りのあるコンパクトな植物について、花き業界向けの海外メルマガ「Floral Daily」で取り上げられていましたので、ご紹介したいと思います

★記事はこちら

 

この記事は、フラワートライアル(展示会)を訪れた記者が、現地で見聞きした中から注目すべきポイントをまとめたものです。キーワードとして挙げられていたのは、「香り」「コンパクト」「耐暑性」の3つ。これはそれぞれ、「トレンドへの対応」「コストダウン」「環境配慮」といったテーマにもつながりそうです。

やや強引にではありますが、この3要素は、マイケル・ポーターのいう3つの競争戦略――「付加価値(差別化)」「集中戦略」「コストリーダーシップ」とも置き換えられるかもしれません。記事のまとめ方には、そうした視点を感じさせるうまさがあります。

 

詳しくはぜひ記事の内容をご覧いただければと思いますが、課題解決のアプローチは、この3点に限るものではありません。
たとえば、付加価値として「香り」以外の提案も可能ですし、コストに関してもサイズの縮小だけでなく、暖房費がかからない特性や、病気に強く管理がしやすいこと、回転率が高いことなど、さまざまな視点が考えられます。

日本の花き業界にとっても参考になる示唆が多く含まれていると思い、ここでご紹介させていただきました。

ちなみに、島根県で「100日間咲き続けるツツジ」が開発されたというニュースが話題になりましたが、このフラワートライアルでも、香りのよいツツジが紹介されています。色味も今のトレンドに合っていると感じましたが、いかがでしょうか。

ぜひ記事をご覧いただければ幸いです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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