OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

空に畝(うね)、現る・・・?

2025.09.24

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、近年はこんな慣用句もあてにならぬの~と思っていました。暑さは秋の彼岸後も続くし、寒さは春の彼岸前に解消されたり。

でも今年の暑さは強烈だったものの、確かに彼岸には落ち着いたように思います・・・カッコ東京。ここ3日くらい、夜は半袖やノースリでは肌寒く感じます。そして秋分の日も過ぎれば、なんだか急に日が落ちるのが早くなったような気がしてなりません。当時まであと3か月ですから、急に早まったわけではないのですが。

 

前置き長いな。今日つぶやきたかったのはそんなことではぬぁいのです。

そんな秋風を感じた某日(というか、昨日9月23日・秋分の日)、朝カーテンを開けると、見慣れない雲が空一面を覆っていました。

日ごろはそれほど気にして空や雲の写真を撮ることもないのですが、今回は何となく珍しいかなと思って、写真を撮りました。

 

↓こんな感じ

 

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魚の鱗のような、フィッシュボーンのような、はたまたテキスタイルのワッフル生地のようにも見えます。

調べてみると、これは「層積雲(そうせきうん)」と呼ばれる雲で、比較的低い位置に現れるそうです。地表で温められた空気が上昇し、上空で冷やされて水滴となることで生まれます。その形が畑の畝のように見えることから、別名「畝雲(うねぐも)」とも呼ばれているのだとか。なるほど、いわれてみれば畝のように見えなくもない。「畝」とわかると一層親近感がわきます。

 

すると、ちょうど同じ日の朝、上野の不忍池をランニングしていた友人から写真が届きました。偶然にもこれまた畝雲ショット!畝雲が朝焼けと重なり、なんとも幻想的な空模様。見方によっては地面が乾きすぎてひび割れたようにも見えます。おなじ畝雲でも、光によって表情ががらりと変わるものだと感じました。カラフルな白鳥ボートがみなで東を見て、日の出を待っているかのようにも見えます。

 

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季節の変わり目には、こうした珍しい雲に出会えることがあるのかもしれません。いつもの朝が少しだけ特別に感じられた秋の始まりでした。

 

「雲有り天を仰ぎ見る、また楽しからずや」

 

・・・でございますの。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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