OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

シマシマ効果

2025.09.25

こんにちは。花研の一研究員です。

今年もイグノーベル賞の時期になりました。報道によれば今年も日本の研究が受賞されたとのこと。

おめでとうございます。ぱちぱち。イグノーベル賞のHPサイトはこちらです。受賞されたのは「シマウマ」ならぬ「シマウシ」の研究。

サイトには、以下のようにありまして、ウシを縞々模様にペイントすると牛の嫌いな虫(刺したり血を吸うそうです)があまり寄らなくなって、ウシの健康が維持されるという研究。全然ig-である必要はなく、本家ノーベル賞でもいいのでは?と思わせる素晴らしい内容ではあーりませんか。

牛が蚊に刺されると、かゆみでストレスを感じ食欲がなくなるばかりでなく、蚊が病気を媒介して最悪の場合死に至ることもあるのだそうです。畜産農家さんにとって、牛の蚊問題は深刻な経済的損害を与える可能性もあり、侮れませんね。

 

さて、「シマシマで虫回避」といえば、オニヤンマの模型を身に着けると蚊が寄ってこないという効果から、夏になるとあちこちで売っていますね。オニヤンマにそっくりなものから、黒い棒に白いシマを書いたオニヤンマ風模様のものまで精度は様々あります。私自身も持っていますが、効果は個人差があるようです。

生成AIのコパイロットを使ってちょいと調べると、このイグノーベル賞受賞の研究以外にも、白黒の縞模様にある種のハエやアブに対する効果があるとする論文があります。この模様と虫の回避について研究されている方があちこちにいらっしゃるようです。

 

シマシマ模様で虫回避。畜産では防虫対策が重要なだけに、この発明は牛を救い、人類をも救う、大変立派なものであるように思います。ご受賞おめでとうございました。

 

ちなみに、植物にも縞模様の種類があります。

パイナップル科のブロメリアやカラテア、ハオルチア“十二の爪”あたりは比較的にクリアに縞々模様が発現していますし、サンスベリアも淡い模様があります。縞々がそのまま名前になった例として、シマススキ、シマフトイ、シマハランなどもあります。

シマシマ商品を集めてシマシマ売り場を作ったらお客様が興味を持たれるでしょうか。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

フラワービジネスノートはこちら。

2025

表紙がシマシマじゃなくてすみません。

代わりに先日のシマシマ模様の空ショットを再掲。

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