OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

青信号、みんなで渡らない現象

2025.05.26

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

スマホの普及は、花のトレンドをも変えたと思っています。いえ、変えましたと言い切れるでしょう。2016年ころからのマルチカラーブーケのトレンド、また、縦ラインの花材やデザイントレンドが波及したのも、スマホの普及と密接に関係していると思います。スマホの普及率の推移と花トレンドの潮目の到来がその証左といえるでしょう。

smartphone_photo_syame_man

5月28日のJFMAフラワービジネス講座で少し触れますが詳細はさておき、言わずもがな花トレンドに限らずスマホが社会を大きく変えたことに間違いありません。良い方向に変わったことの方が多いと思いますが、中にはユニークな社会現象も。

 

山手線の長いホームにぽつぽつと立つ待ち人10人全員がスマホ凝視中、電車内の前の座席に座る人全員スマホ中なんてのは当たり前。これは全く問題ありませんが、あららと思ったのは横断歩道。

青になったのに、スマホに気を取られて誰も渡らないのです。3-5人いて誰ひとり渡らない。恐らく気にしているのは信号ではなく、横に立つ人の「気配」。横の人が動かなければ誰も動かないという「青信号なのに渡らない連鎖反応」が起きていました。あちこちで、です。信号を確認して歩き出すのではなく、周りが動いたら動くのです。

 

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というのはビートたけしさんがおっしゃった群集心理を描写する昭和の名フレーズですが、青信号なのに誰も渡らないのは、スマホ社会が作り上げた新しい令和の公共現象とでも言いましょうか。

横断歩道の反対側から歩き始めたアタクシが渡りきるころに、“気配”にようやく気付いて渡り始める。しかし、そのころには青信号は点滅モード、なんてシーンによく出くわします。

 

信号は赤でもみんなで渡れば怖くないと言っていた時代から、周りが渡らなければ青信号でも渡らない時代へ。スマホの功罪ともいえますか・・・功でも罪でもないかもしれませんが。面白いなと思ったということでした。

 

歩きスマホの事故も多いようですし、信号を渡らないのは自由ですが、自分自身でも気を付けていきたいものです。できるだけスマホはバッグに収納して歩くようにしています。

smartphone_businessman_walk

 

それではみなさま、ごきげんよう。

pagetop