OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

鉋(かんな)読み by花研

2022.02.11

こんにちは。ボンソワール桐生と泥油育子です。

 

ボンソワールと泥油の共通点の一つは、割と本が好きということでしょうか。とはいえ泥油的には、真の本好きで年間に何百も1,000冊以上も読むような人の足元にも及ばないと自認しているので、あまり本が好きと言って回ることはないのですが、自分なりに好きで、常に並行して2-4冊は読んでいます。ペースは遅いですよ。

 

さてそんな泥油が、業務終了後の黄昏時にボンソワールと読書の話になりました。本好きといえどもお互い買うことは稀で、区立の図書館で借りて読むことが多いというのも共通項かもしれません。気になった本をネットでじゃんじゃか予約を入れておく。そして図書館に週末取りに行くってパターン。予約した本のピックアップに行った際には、図書館のおすすめ展示コーナーからも一つ、通りかけた通路の書架からも一つと、その日に借りて帰ってくる本は予約だけでとどまりません。予約した本も予約待ちしてやっと順番が回ってきたものが一度に集中したりして、意外とアンコントロールだったりするのですが。(※実はそういう場合、ネットで自分の待ち順を変更できるので、本当はコントロール可能です。しかしやはり待っていたものが届いたら嬉しいので、そのまま受け取ってしまうのです)

となると、その日に借りて帰ってくるのが5-10冊だったりするケースも多々。既に借りているものが10冊くらいあったりして、なにやかにやであっという間に貸し出し最大冊数20冊にリーチしてしまうのです。

book_tosyokan_label

そんなに借りて読み切れるのでしょうか。っていやいや、到底無理です。いくつかは次の予約も入っていますので、それを優先して短い間にばばばば~ッと読まないといけなかったり。

そんな話をボンソワールにしてみましたら、全く同じ状況なんですよね。「どうされているのですか?」と聞いてみたら、

 

「数ページ開いて、例えばそれこそ5ページくらい読み進めて違うなあと思ったら止めます。次の本へいきます。」

 

と。ほんとコレしかないんですよね。もちろん精読もしますが、自分が目的とした内容と違うなと思ったら、もう別の本に移る。斜め読みすらしない。

こういう最初の数ページだけ読み漁ることを何読みっていうんですかとボンソワールに聞いてみますと・・・

 

「シャーッ!」

 

と言いながら、カンナで木材を削るジェスチャーをしてニヤニヤしているわけです。

daiku_kanna_man

 

ナニ??

「数ページであきらめる読み方を、表面をさっと撫でたような所作から鉋(かんな)読みといいます」

 

「~いいます」って、いまボンソワールが名付けたんでしょ?

 

「そうです。このネーミング、どーでしょうか。」

 

いいですね。イメージはまさにそんな感じです。

ということで、本の最初の数ページだけ読んで本を置くことをカンナ読みとすることにしました。(すんごい勝手ですが)

花研コーヒーブレイク、カンナ読みでもいいので、ぜひまたのぞきにいらしていただけますと幸いです。

この週末もいくつか本をピックアップに行く予定です。どうぞみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。

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