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花の切り前 レターボックスブーケって言うのかなヨーロッパでは

2020.06.24

こんにちは。海外情報をチラ見する、そんな輩、ボンソワール桐生です。
 

花き産業では、コロナ禍にあって国内でサブスクリプションお届け業態・部門が大変元気で注目されています。 
これは何も日本だけではなく、レターボックスフラワーとかレターボックスブーケというワードで検索いただければヨーロッパに様々あることがわかります。花材はある程度決まっているようです。サンプルもしくは季節の代表画像があって、消費者は商品の配達回数/月、サイズ、それから花の雰囲気などから、どの商品にするのかを選択することができます。翻って日本ではほとんどの場合季節の花というざっくりな提案になっていて、選択肢の提案に発展の余地がありそうです。

 

さて、そうした海外の提案アイテムを見ているとナズナが多い。大概のブーケに入っています。これは相当な生産本数だと思います。日本で葉物といえばブーケの画像検索をするとレザーファンが多いようですが、それくらいナズナが多用されている印象です。やや草のような印象がいんでしょうね。ヨーロッパの提案にはトルコギキョウもあります。日本の仕立てと違い・・・表現が難しいのですが、孫芽がついたままっていうのでしょうか、蕾が多く、品種も半八重か一重が選択されているようです。
 

切り花栄養剤で開花する、日持ちが延びるというアイテムが多く選ばれていると思います。以前もこの欄で花の切り前に変化が出るのではと書きましたが、トルコギキョウもレターボックスサイズに合わせた切り前に一部変わっていくのかなあと思う次第です。もし本欄ご覧になっている生産の方がいらしたら、是非実験をおすすめします。また、日持ち試験室をもっている市場もありますからそうした市場との情報共有連携もありですよね。これまでの日持ち試験室といえば、日持ち保証販売ということへの利用が多かったと思いますが、今期はさらに切り前の調査にも力が入るのではないでしょうかねえ。全品目的にお願いしたいですね。切前、前処理が調整され、郵便での輸送に耐える状態で・・・サブスクリプションで花が消費者に届く・・・切花栄養剤でばっちり開花。これがこれからのサプライチェーンの一つの形でしょうか。

 
 

それではみなさま、ごきげんよう。

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