花研コーヒーブレイク
人気の花が高値すぎて大変なのだとか💦・・・英国生花店
2025.10.01
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
BBCのニュース。「人気の花が高すぎて売れ行き低迷」とのこと。
墓に供える花として伝統的に使われる菊は、新型コロナウイルスとブレグジット以降、価格が最大5倍にまで上昇(生花店)、また別の生花店はBBCに対し、花の価格は2倍以上に上昇したと答えたといいます。
「新型コロナウイルスとブレグジット以前は1束2ポンドくらいだったのに、今は10ポンド。もう誰も買えないんです。」
イギリスでは花の価格が爆上がりし、コロナ前には1束2ポンド(約400円)のキクが、今や10ポンド(約2,000円)にも。インフレがすごいらしく、婚礼でも花を減らしているようだと。
そもそも仕入れ値が高くなっているので、生花店が仕入れられる花の量が減っているといいます。
「ここ数年で花の値段は130%上がったと思います」と彼女は言う。
というのも生産量が減っているのだとか。欧州全域でのエネルギーコストの上昇により、オランダの農家の一部は生産量を減らしており、中には完全に廃業した農家もあると。しかもオランダからオランダから花を買っているのは英国だけではなく、ドイツ、フランスなどヨーロッパ全土に及ぶので、花が減るとオークション価格が必然的に上がると。
中国からドサっと輸出できたりしないのかな~・・・なんて思ってしまいますが。
日本の花の小売価格推移についても興味のあるところと思いまして、最新版『フラワービジネスノート2026」には花き小売り物価指数の推移を掲載しております。「総合・切花・鉢植え・きく・カーネーション・バラ」を比較してご確認いただけます。お手元に届きましたら「DATA6」をご参照くださいませ。
それではみなさま、ごきげんよう。