OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

クスノキ→気になる香り→リラックス→スーパースター→アボガド・・・

2025.07.22

花研の一研究員です。

クスノキとその近縁種に関する情報が最近気になっています。ちょいちょい調べると興味深い情報に行き着くのでとても面白いです。

 

クスノキには香りがあるというのは皆さまご存じのことと思いますが(試したことがない方は、花研前のカウンターでお試しいただけます。期間限定で紹介しております)、その仲間にも香り高い樹種が多くあります。

例えば、クロモジなんて聞いたことがると思いますが、クロモジもクスノキ科(クロモジ属)です。クロモジは枝から良い香りがしますし、楊枝に加工されたりします。あるいはハーブ原料としてのど飴(養命酒が製造販売)に使われていることでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。さらにその細やかな枝ぶりが新春に素敵な枝もの素材として花き業界で流通します。

 

また、先日小欄でもご紹介した「ヤマコウバシ(山香し)」もクスノキ科です。

クスノキ科の植物として他にもシナモンや月桂樹があります。それぞれ古くから医薬品や食品としてシナモンはインド、月桂樹は地中海沿岸で利用されてきました。アボカドもクスノキ科です。アボカドの木の香りを嗅いだことはありませんが、アボカドオイルには若干香りがしますので、樹木からも香り成分が分泌されているかもしれません。今度アボカドのタネを育ててみて、大きくなったら枝の香りを嗅いでみたいと思います。

 

このように樹木とその香りというのは人間社会と深い付き合いものなのですね。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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