OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

いま、花研がお薦めする話題の書籍ベスト5

2022.08.30

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

ごく最近発行になった書籍、しかも農業や私たちの業務に極めて近いテーマで、且つ話題の書籍(どこで話題かって?花研ひろば周辺です)をご紹介したいと思います。

※タイトルのところにご参考としてamazonのサイトリンクを貼っています。

 

★「野菜と果物 すごい品種図鑑」

著者:竹下大学  出版社:エクスナレッジ (2022/07/13)

私たちが日ごろ当たり前のように口にする野菜や果物が、いかに多くの人の手によって改良され、歴史的社会的背景を経て現在に至るかが伝わってくる一冊ですな。

トリビアも品目ごとに充実×満載。例えば・・・1984年「辛い菓子」がない時代に湖池屋が「カラムーチョ」発売、大ヒットに。現在まで続く激辛ブームの火付け役(辛いお菓子だけに)になったと紹介されています。さて何の野菜のところに紹介されているでしょうか。

 

答えはピーマンです。

そういえば、辛いお菓子ってカラムーチョ以前ってなかったかも。カラムーチョってお菓子の歴史の中でも金字塔を打ち立てた商品だったのですね。そしてそのヒットの立役者(立役野菜)はピーマンということです。2003年には東ハトの「暴君ハバネロ」発売。野菜の世界だけにとどまらない視野の広いトリビアが読んでいて飽きさせません。

品目ごとにまとめられた食味マトリックスもつい見入ってしまいます。一番甘いイチゴどれ?ほくほく系甘さ強めのサツマイモってどの品種?ここに紹介されたマトリックスを見れば一目瞭然。

しかも全ページ、豪華フルカラー!品種の特徴も捉えやすいですね。野菜や果物の見方が今日から変わるのではないでしょうか。少なくともアタクシの場合はスーパーでのステイ時間が長くなりそうです。

 

★「タガヤセ日本!」

著者:白石 優生  出版社:河出書房新社 (2022/07/26)

農林水産省にお勤めの“日本一有名なYoutuber官僚”こと白石優生さんが紙媒体で伝える農業の魅力。時代とともに変わりゆく農業と農家の仕事、日本の農業が抱える課題、日本の農業技術の高さなど、日本の農業の「今」が見えてきます・・・って実はこれから読むんだけど。

 

★図解でよくわかる 品種・育種のきほん世界に誇れる日本の品種、その作出から遺伝子組換え、ゲノム編集、夢の植物まで 

著者:西尾剛  出版社:誠文堂新光社(2022/08/03)

(紹介文より)日本は、野菜・花・果樹・米など品種改良の技術力があり、日本で開発された品種が海外で広く利用されています。近年では、植物工場向けの果菜類・葉菜類、耐病性品種など、世界から注目を集めています。そんな日本のすぐれた品種の紹介と、品種改良・育種技術の基本を図解とともにわかりやすく解説します。 (引用終了)

と言いながら、こちらもこれから拝読するのですが、西尾先生の本はわかりやすいので間違いないと踏んで紹介しました。

 

★「花、おもしろがれ。 花市場道を極める 大田花き・磯村信夫の花流儀」

著者:磯村信夫/大田花き広報チームほか 発行:株式会社パラフ(2022/07/26)

『花で笑顔にする』をモットーに歩んできた72年の花市場道を究める哲学。どう「自分を生きる」か。大田花き代表磯村流の奥義を伝授します。市場人以外の方にももちろんおすすめ。

 

★「フラワービジネスノート2023」~いま、ビジネスが花咲く 幸せが続く社会へ~

著者・発行者:株式会社 大田花き花の生活研究所(2022/09/01) 価格:990円税込み

業界基礎データ、生産・消費の統計情報、流通品目、販売アイデア、トレンドなど関する情報満載で無二の1冊。業界人必携です。

詳細は上記リンクからご覧くださいませ。今回も、「今回限り」の特別企画がございます。国内生産の出荷量上位品目に変化が初めて現れたことや、切花取引の全体&品目別分析などにもぜひご注目いただけますと幸いです。また、品目別流通早見表(月別)は切花は大田花き、鉢物は豊明花き様のご協力を得て作成いたしました。それぞれに取扱いが全国一位の市場の取引情報に基づいていますので、切/鉢ともにこれ前よりさらに信憑性の高い情報をご覧いただけます。

販売は9月1日から。上記リンクから注文書をご利用の上、ご注文いただければ順次発送いたします。

もちろんBASEでも販売していますし、大田市場にお越しのついでの時に花研カウンターでお買い求めいただけます。花研カウンターでご購入の場合のみPayPayでお支払いいただけます。

0808ブログ用

 

お薦めの書籍でした。

それではみなさま、ごきげんよう。

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