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カラー・オブ・ザ・イヤー2022発表

2021.12.10

こんにちは。泥油育子です。

 

フラワーオブザイヤーOTA2021も選考され無事表彰式も終了し、2021年の流行語大賞は「リアル二刀流/ショータイム」と発表され、2021年、今年の一皿には「アルコールテイスト飲料」に決まり、日本サブスクリプションビジネス大賞には特別賞で花の業界から「HitoHana」が選ばれ、あとは本日12月10日スウェーデンで開催されるノーベル賞授賞式後の晩餐会のテーブルフラワーを確認して、12日に発表される今年の漢字をチェックして・・・そしてもう一つ、大事なことをチェックしないといけません。

 

PANTONEが発表するカラーオブザイヤー2022です。ちょうど今週発表され確認したところです。

 

 

 

 

 

 

 

カラーオブザイヤー2022はこちら↓

 

 

 

 

 

veryperi

紫がかった淡い青で、Very Periというようです。

 

2018年の色にウルトラバイオレットという濃い紫色が選ばれたことがありますが、それよりももう少し青みがあり、少しグレーが入るというか、淡く褪せた感じの印象です。

うーん、なんだか、先日フラオタの新商品奨励賞を受賞したスイートピーのアッシュブルーの色にも似ています。

 

パントンのカラーオブザイヤーは、バランスを取らないところがいいですね。暫くこの色がないからこの色にしようとか、この色は近年発表した色に近いから回避しようみたいなのをあまり感じません。時代と世相、生活者マインドを精緻に洞察しているのだと思います。特に2016年のGreenくらいからの発表においては、花のトレンドとも関連してきているように思います。それまでは発表して工業製品に生かすプッシュ型の発表の印象がありましたが、今はかなり幅広い産業や社会との相関を読んで色を発表しているように感じます。決定するチームが変わったのか、決定プロセスを変えたのか、もしくはグローバル化において社会の方が変わったのか、生活や情報共有の仕方が変わったのか・・・あるいは単なる私の勘違いかもしれません。

 

さて、そのVery Periですが、“a periwinkle shade of blue”という青色に、赤紫が染み込んだ色合いで、世界的な変革が起こっていることを反映しているのだそうです。元の青色は「不変」を、染み込んだ赤紫は「エネルギーと興奮」を示し、創造性と想像力豊かな表現を奨励しつつ、楽しい振る舞いとダイナミックな存在感を表現しているそうです。コロナ禍で私たちの概念と価値観は大きく変化し、生活におけるリアルとデジタルは新しい方法で融合。Very Periは仮想空間やメタバースなどのデジタル世界のトレンドカラーが、物理的な世界でどのように現れているかを示しているのだそうです。

 

 

ちなみにperiwinkleといえばツルニチニチソウのこと。ツルニチニチソウの花の色から青や淡い紫を意味します。ラベンダーブルーと呼ばれることもあるようですが、ツルニチニチソウの淡い青紫を思えば、Very Periという表現も得心がいくというものです。つまり2022年の色Very Periは、花に由来した色となったわけですね。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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