OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

アキレアとトロイ戦争の不思議な関係

2026.06.04

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

花を見て、「えっと、この花の名前、なんだっけ?」と、すぐに出てこないことって結構“あるある”なわけ。

せっかく名前覚えたのに、もやもや感残りまくり。

この花もそこにグルーピングされているような。

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キク科のあの花。

ちっちゃな花がたくさんついて白や黄色、ピンク、オレンジ系があってかわいいんだけど、それだけに名前を思い出せないと次に進めない。一般的にこの花は、開花したものとツボミのものとが混在していて、そのツブツブとした質感もまたこの花の魅力と言えます。

 

いやまあ、花業界で毎日花販売に携わっていれば忘れることはないでしょうよ。でも一般生活者目線でいったら、せっかく覚えた花の名前も、年中あるわけじゃなきゃ忘れちゃうっつーのよ。

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んで、1年に一度の流通で、流通する時期も比較的短いので、久しぶりに出合ったときは、「これ何だっけ」となりがち。

記憶のかなたからやっと名前を絞り出すのです。

 

いえしかし、今日このブログに出合ってくださったら、この花はもはやそんな「もやもやグループ」を卒業です。すぐ名前を思い出す方法があります。

 

この花の旬は6月-7月。めちゃくちゃ暑くて日中にランニングするのも大変なとき。こんな暑い時期に走り続けたら、アキレス腱に負担がかかって、脚が攣りそうだわ~。

 

そう、この花はアキレス腱に関係がある名前が付いてるのです。

その名も「アキレス!」じゃなくて「アキレア!」(和名は西洋ノコギリソウ)。

アキレアの名はラテン語のAchillesに由来しています。

 

アキレアは止血作用や健胃作用の薬効があるとされ、古代ギリシャ時代から「兵士の傷薬」として重要な薬草と見られていたようです。

属名のアキレアは、トロイ戦争の時ギリシャの英雄アキレスが、負傷した兵士達のために薬としてこの植物を用いて出血を止めたからと伝えられています。
実際、アキレアの葉には優れた止血・殺菌作用があり、民間療法として利用されたようです。
う~ん、意外なアキレアの使い方!
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東邦大学薬用植物園のHPによると、その葉には各種揮発油(リナノール、カンフアー、サビネン、カマズレン)、セスキテペン・ラクトン、フラボノイド、アルカロイド(アキレイン)、ポリアセチレン、トリテルペン、サリチル酸、クマリン、タンニンなどが含まれているそうです。葉は生食できるとありますが、生花店に並ぶアキレアは食用には生産されていないので、お腹が空いても召し上がるのは控えていただいた方がいいかなと思います。

学名はAchillea millefolium(アキレア・ミレフォリウム)。

millefoliumは「千の葉」の意味。その名の通り、葉はかなり細かい。和名を西洋ノコギリソウというのは、その葉が細かい鋸歯のようになっていていることに由来しています。

「千の葉」って「千葉」じゃん?と思って千葉でたくさん生産されているのかと思ったら、群馬、福岡。長崎など様々な県で生産されていて、千葉県でもたくさん生産されていました。

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ということで、年一でお会いするので名前が思い出せない花アキレアの名前の覚え方(一案)でした。

でもこの暑い時期にアキレス腱に関係する花と思えば、なんとなく私たちと無縁な花ということでもないと思えてきます。

いずれにしても、生花店で「アキレ・・・」まで言えれば、あとはお花屋さんが正解を教えてくれるでしょう。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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