OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

新刊のご紹介

2016.06.17

農研機構野菜花き研究部門の市村先生の著書『切り花の鮮度・品質保持』が誠文堂新光社より出版されました!

IMG_0324

内容は、市村先生が積年にわたる研究によって解明された新しい理論が織り込まれた上、生花取扱い初心者から、業界50年クラスのベテランさんまで、どなたが読んでもとても分かりやすく記載されています。

項目の柱は切り花の日持ちを悪くする要因、品質管理の技術、品目別の品質管理ノウハウ等ですが、加えて品目別に標準的な日持ち一覧表、鮮度保持剤一覧表などもあり、充実の一冊です。しかも標準的な日持ち一覧表については、鮮度保持剤の効果の有無ばかりでなく、標準的な室温である23℃の場合と夏場の室内温度30℃の場合との両方のパターンが表記されています。

いずれのページ、項目も、図やグラフ付きで理解を促します。差圧予冷の仕組み図や時間の経過と日持ちの関係グラフ、エチレンを受けた花と受けなかった花の比較写真、前処理等をした場合としなかった場合の比較写真、栽培環境と日持ちの関係の図説などもあり、非常に興味深い内容ばかりです。

IMG_0317 IMG_0318 IMG_0319 IMG_0320 IMG_0322 IMG_0323

いままで、このように明解に、かつ詳細まで、ニュートラルな立場から書かれた書籍があったでしょうか。

このような書籍は、日本の花き業界の品質管理レベルをボトムアップさせるに違いありません。世界中のほかのどの国よりも、多品種で個性豊かな花々が流通する日本ですが、その気候を考えれば品質管理は大きな課題の一つ。その品質管理が底上げされれば、日本の花文化を豊かにし、また人々が生活の中でもっと花を楽しめる習慣を根付かせるでしょう。

この1冊は、まさに花き業界における品質管理の指南書。鮮度管理、品質保持に主眼が置かれている今、業界人としては必読の一冊ですね☆

よろしければ、みなさまもぜひどうぞ。

書籍を拝読する弊所所長K↓

IMG_0315 IMG_0325

 

ではみなさま、また来週。ごきげんよう。

良い週末をお過ごしくださいませ。

pagetop