花研コーヒーブレイク
今を生きるバラ “カルピディーム+”
2026.05.28
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
来週の6月2日ローズの日に向けて、大田市場の中央通路では産地合同のバラ展示を行っています。中央通路の入口に立つと、ふんわりとバラの香りが漂ってきます。

本日はローズの日に因み、バラの小ネタの紹介です。
昔「メメント」って映画ありましたけど、今はゲームで「メメントモリ」というがありますね。
これは「メメント森」という森の名前ではなく、はたまた「メメント盛り」という何か盛り付けの名前でもありません。
「メメントモリ」とはラテン語で「死を想え」「死を忘れるな」という意味で、中世の修道院で挨拶として使われていたと、先日の日経新聞で知りました。
そして、「メメント・モリ(memento mori )」、つまり「自分がいつか死ぬことを覚悟せよ」と言われたら、返す言葉は「カルペ・ディエム(Carpe diem)」。「その日の花を摘め」、つまり「今を生きよ」ということのようです。
Carpeが「(花などを)摘め」、diemがa day(日、1日)の意味。元を辿れば古代ローマを生きた南イタリアの詩人ホラティウスの言葉なのだとか。
「カルペ・ディエム」と聞いて花業界でピンと来る人も多いことでしょう。
そう、バラの品種です。
2025年度、大田花きのバラの取引の中でも品週数1,000以上あるうちの第6位ランクインしていますから、現在はかなりメジャーな品種と言っていいでしょう。
いま大田市場2階の中央通路に展示されているカルピディーム+はこちら。

※花色が大きく違うように見えるのは生産者さんが異なるから。生産者さんが異なると、バラの管理や環境の作り方が異なるので、バラの発色も異なります。バイヤーのみなさまにおかれましては、中央通路の展示でご確認いただき、注文の際はお好みに合わせて生産者様ご指名いただければ幸いです。
カルピディーム+という名の由来が、限りある「今日」という日を大切に楽しんで生きよという意味であることを知れば、育種した種苗会社さんが、このバラを世に送り出すときの思いさえも透けて見えてきます。1輪のバラに込められたメッセージを知ると、また見え方も変わってくるものですし、小売りのシーンでも提案の際に選択の幅が広がるというものですね。
日経新聞新聞から得たバラに繋がるネタでした。
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カルピディーム+のネタには直接触れていませんが、ま、こんな風に1輪の花の背景にある歴史や文化などを端的にご紹介しています➾拙著「はじめての切り花ガイド」
全国の書店やネット書店でご購入いただけます。

日本農業新聞さんのありがたすぎる書評はこちら。
※掲載は許諾をいただいております。
どちらかというと、拙著よりこちらを読んでいただきたい!
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弊社所長の小事典もロングセラーです。『花屋さんが知っておきたい花の小事典』
今こんなにわかりやすくて、花のABCに入りやすい書籍、なかなかないんじゃない??と手前味噌ですが、正直な個人的感想。宇田先生、ありがとうございます。

それではみなさま、ごきげんよう。















