OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

カセットテープノスタルジー

2026.05.27

こんにちは。花研の一研究員です。

カセットテープで音楽を聴く、そんなことがいまさら流行るのかと思っていたのですが、流行っているそうです。ファッションでも80年代90年代が・・・って言いますが 音楽シーンもそうなのでしょうか。

 

ネットの記事で読んだときはふーん、そんなもんかぐらいに思っていました。ところが週末にNHKの72時(72時間定点観測し、そこにあらわれる人間模様から人間社会を読み解く番組)を見ていたら、なんと登場した場所が渋谷のタワーレコード。そこではカセットテープに入ったアルバムが販売されているではありませんか!

 

偶然ですが、この3月に身の回りの片付けをしていたら、aiwaのカセットテープレコーダー(携行用)を発見しました。カセットの存在は暫く記憶のかなたに置いてきたくらいでしたが、NHKの番組を観て火が付いたようにカセットテープのガチャガチャッとした感じを触りたくなったのです。

 

もうこうなると本能のまま突き進むのみ。aiwaをカバンに入れて、カセットテープを探しに土曜の夕方に電車に飛び乗ります。最近は17時でも十分明るく、暗くなる前に目的が果たせそうです。渋谷に急行しました。そこで出合ったのは「人の波」!

 

渋谷ってどーしてこんなにも人がいるんでしょうかと思うほど。かくいう自分もその波を作る一粒ではありますが・・・。かき分けるようにスクランブル交差点、タワーレコードへ到着する頃には、空に広がるあかね雲に出合いました。

 

エレベーターでカセットテープを販売している6階へ。扉が開くと大音量、かつそこに押し寄せる大勢の海外勢に圧倒されます。

これまたどーしてこんなにも集まっているのか。皆さん同じNHKの番組を観ていたのでしょうか。いやいや、なにかイベントがあったようです。

 

売り場を見渡すと、そこはレコード売り場。聖子ちゃんもあるワケ。売り場全体がレコードで、カセットはといえばやや壁面寄りにカセットコーナーがありました。品ぞろえはそこそこですが、タツロウヤマシタなど、カセットでも聞きたいと思わせるアルバムがありました。

 

そこから、ワタシはどういう訳か『Light Mellow 松原みき』の1本を購入。ここに理由はありません。本能の赴くままです。夕暮れの都会で外出したせいか、メロウな音楽に惹かれてしまったのかもしれません。

お店を出るとまさにトワイライト。スクランブル交差点の雑踏は、メロウとはかけ離れた喧噪ですが。

 

帰りの電車の中でカセットをガチャガチャとaiwaに挿し込み、即「再生▶」。

曲が始まる前の「zzzzz………………」という音にならない音が流れ、これから始まる曲への期待感が膨らみます。

今となれば、その音さえも有機的に響くとは驚き。この一瞬にさえもノスタルジーを感じるんですよ。やっぱりカセットは楽しい。

 

こんな体験のように、急に昔見た花が買いたくなったなんてこと、あるんでしょうかねえ。

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・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

というカセットテープネタから、急にあの歌を聴きたくなりました。

「小さな協奏曲」という合唱曲。「カセットテープが音をなくしても・・・」という歌詞から始まります。

 

歌詞は以下の通り。

「カセットテープが 音をなくしても回っている

今日という日がいっしょに巻かれていく

まぶたの裏の空が 晴れています

風が吹いています

プールサイドの 黄色いタオル すみっこの君のイニシャル

水に映る影、影、影 あの時の君の笑い声 

音のないテープのむこうに一日が一日が もうすぐ巻ききる」

 

青春のノスタルジーとか日常の尊さみたいものを感じさせる歌詞です。また曲調も爽やかで素晴らしい。

この合唱曲は、冒頭の「カセッ」という子音が強いこの2文字を、いかに印象的に、且つ大事に歌い出すがすべてを決めると、合唱の指導者が言っていたことを思い出します。(アタクシヤ実際には歌っとらず、指導しているところを見ていただけ)

「カセットテープ」って、過ぎ去った時間や言葉にならない「あの時の」青春の雰囲気を含んだ語感のように思います。カセットテープというのはなにかそういうものの象徴なのかもしれません。

 

ちなみに(カセットネタが止まらずすみません💦)、「カセット」とは「箱」を意味するcase(厳密には古いフランス語のcasse)に、「小さい」を意味する”-ette”が付いたもの。

語尾に-etteが付いた単語はほかにもいろいろあります。例えば、マリオネット(marionette)、シガレット(cigarette)、エチケット(etiquette)、ルーレット(roulette)、オムレツ/オムレット(omelette)など。これらは「小さな」を意味する-etteですが、シルエット(shilouette)は人の名前に由来しているようです。

 

話を元に戻しますと、つまりカセットテープとは「小さな箱に入ったテープ」ということなのでしょう。

「小さな箱に大きな郷愁が詰まったテープ」ともいえるかもしれません。

 

もうこのあたりでカセットネタはやめておきます~。さーせん。

それではみなさま、ごきげんよー。

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