花研コーヒーブレイク
自由自在にデザインされたTシャツから読み解く社会トレンド
2026.05.25
花研の一研究員です。
ぶらぶらっと散歩の途中で物販のイベントを見かけて、思わずTシャツを購入しました。個人が制作して販売するオリジナルTシャツです。

デザインのモチーフはコチョウラン。デザインの上部に細かい字で「cam plants」と書いてあります。コチョウランがCAM型光合成をするということがわざわざTシャツの書かれているのです。シュールでシブいな~と。なかなか見かけるものではありません。この機会を逃すわけにはいかないと購入に至りました。
CAM型光合成とは、多肉植物や着生植物で見られる光合成スタイル。夜間に気孔を開きCO2を取り込みます。昼間になるとあらかじめ体内に取り込んだCO2を使って光合成し、エネルギーを生み出すタイプ。昼間はとても暑かったり、乾燥しているので気孔は閉じた状態でしのぎます。つまり、このTシャツは、昼は我慢し、夜遊び頑張るぞ、ということをコチョウランデザインを通じて案にメッセージを伝えたい人向きなのでしょうか。
このようなオリジナルデザインのTシャツは、1デザインあたり何枚ぐらい出回るものなのでしょうか。制作する人の考えと予算によるのでしょうが、想像するに100枚もないように思います。
オリジナルTシャツは、その人の一瞬の感性で生み出される、まさに俳句のような気もしてきます。一瞬のひらめきを製品にするというのは、短時間のコンテンツにドーパミンが出まくるという、ショート動画の需要増加ともしかしたら根本は同じようなものなのかと思ったりします。となれば、今後ますますオリジナルTシャツやキャンパス地のバッグのようなものは増加することでしょう。
今回オリジナルTシャツを制作販売しているブースに出合いたのも、そのような社会背景があってのことでしょう。
ネットでデザイン画、それもワードでもエクセルでもペイントでも作成し、JPEGなんかで保存した画像データでいいのです。送れば2-3週間で完成します。写真のTシャツは購入しましたが、先日ご紹介したクルクマのTシャツは、GMOパペポのサービス「SUZURI」を使ったものです。同サービスはオリジナルグッズ制作を支援するサイトで、Tシャツだけではなく、バッグ、ノベルティなども作れるサイト。無論自分用、配布用、販売用など考慮してあり、デザインを売りたいアーティストなんかも利用しているようです。
ということで最近の社会潮流、短時間だからこそドーパミンが出る、という話でした。
それではみなさま、ごきげんよう。










