花研コーヒーブレイク
花業界のトレンドカラー2026
2025.11.10
こんにちは。花研の一研究員です。
海外の花専門WEBメディア『Thursd.』では、2026年のトレンドカラーを「クリムゾン・ノクターン- 内なる鼓動」として発信しています。
「深みのある落ち着いたクリムゾンにココアのタッチを加えた 、エレガントで落ち着いた、時代を超越した 色と言える」としています。
この色の発表に添えて、ホームページによると「人生には、花々の中に、色が“私たちの目に見えるもの”を超えて、“私たちが感じるもの”になる瞬間があります。クリムゾン・ノクターンとはまさにそれです。それは単なる色、色合い、色調ではなく、花が私たちを人生の最も深い感情と結びつける雰囲気、脈動だ」とあります。
「クリムゾンノクターン」とは直訳すると「深紅の夜想曲」の意味のようです。
- Crimson (クリムゾン): 深紅、濃い赤色。
- Nocturne (ノクターン): 夜想曲。ラテン語の「夜の」を意味する言葉が語源で、夜の情景や雰囲気を表現した叙情的な楽曲を指します。
一般的には、「深紅の夜の歌(または曲)」を思わせる、ミステリアスで情熱的な、あるいはダークファンタジー的な雰囲気を想起させる印象です。
切花で具体的にはチョコレートコスモスやキク、ダリアなどにある濃いえんじ色から紫色のような品種がこの色に近いでしょうか。
ペールトーンの淡い組み合わせが暫く多かったようにもいますが、そのぼんやりカラーを引き締めるように、クリムゾンノクターンを思わせるような花を使っているシーンを確かに見るようになったと思います。
どのくらい広まるかはわかりませんが、この色の使われ方に注目していきたいと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。
P.S.今週月水金と、朝6時から9時ころまで仲卸通りでフラワービジネスノートと手ぬぐいを販売しております。よろしければお立ち寄りくださいませ。










