花研コーヒーブレイク
おどろおどろしい注目の新品種「ハイビスカス」ちゃん
2025.08.04
こんにちは。花研の一研究員です。
8月1日は「ハイビスカスの日」なのだとか。そんなことをしたためつつ、8月1日に弊社よりメルマガを発行させていただきました。
ハイ、そこで今日もハイビスカスを話題にしたいと思います。
夏のぱっと明るいイメージがあります。
(ここからはわかる方だけですみませんが、寅さんのドラマ「寅次郎ハイビスカスの花」※マドンナは浅丘るり子さん・・・のイメージがすごく強いためか、中には、レトロなイメージを以ってハイビスカスを見ている方もいらっしゃるのではないでしょうか。)
8月1日の小欄で紹介したレトロブームとサンセベリアのように、以前から人気があり、また現在においてもとても認知度が高い花だけに、ハイビスカスもよい意味で古くて新しい花としての提案できる可能性を秘めているように思います。
つまり、「イケてる」。
この「イケてる」という表現もレトロな響きですな。
ハイビスカスを見て、このようなむくむくとした入道雲のように思いを膨らまして“ハイビスカス”を検索していたら、いくつかの海外のサイトの画像をみて驚きました。
花色のすごいこと、すごいこと。
くすみカラーが斬新で昨今のトレンドカラーそのものです。海外のハイビスカスはこのくすみカラーがもはやスタンダードなのでしょうか。
★驚いちゃうと思いますが、ぜひこちらのサイトをご覧ください(International Hibiscus Society)。
★こちらもすごい(ハイビスカスマニア HIBISCUSMANIA)。
★うんわっ!こちらのハイビスカスの品種一覧をご覧になったら腰抜かしますよ、これ(Taiwan Hibiscus)。
大田市場の仲卸さんでもブルーグレーのような、青あざ系(お岩さん系??)の色を見かけたことはありますが(いや、かっこいいって、これまたね)、日本のマーケットにおいてはハイビスカス全体のマジョリティを占めるまでにはなっていないでしょう。一方、International Hibiscus Societyに掲載されている品種は、これまたグロテスクのようでありながらかっこいいですし、これがスタンダードともいわんばかりの掲載です。社会トレンドと同調もしくはその先を行くかのような育種力に脱帽です。
ハイビスカスという知名度を生かして新しいマーケットを開拓してくのに、このような新しい品種も積極的に取り入れていくことが欠かせないのではないかと思いました。
ご参考までに日本ハイビスカス協会はこちらです。
それではみなさま、ごきげんよう。