OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

【前編】暑さが常態化した日本の花き販売を問ふ!

2026.07.06

花研の一研究員です。

最近読んだ本は「異常気象の未来予測」(立花義裕著/ポプラ新書)です。

著者は三重大の気象学の先生です。異常気象のメカニズムをわかりやすく平易に書いてあります。

夏と冬の二季になる、局所的な豪雨豪雪は同時に起こり得る、そして日本が最も過酷な気象条件にある・・・ということがこれでもかと書いてあります。文章は淡々としているのですが、直面している現実はかなり厳しいことが伝わってきます。一人一人の行動でCO2を減らさないと、と改めて認識させられました。

 

さて、この本から様々な気象に関する知識を得ました。

例えば日本の猛暑の原因ついては、「偏西風の蛇行」がその一つだそうです。時速100km以上の偏西風(とても速いのでジェット気流とも)が蛇行しながら西から東に吹いています。

 

地球の表面をサイドワインダーのようにうねうねと波を描きつつ、西から東へ。波の山がEUのあたり、波の谷が中央アジアのあたり、また次の山が日本の東側あたりと、谷が太平洋の真ん中からカナダ沿岸、また山がアメリカのど真ん中をつらぬくようになるそうです。

 

この偏西風が蛇行すると、地域ごとに発生する低気圧や高気圧が蛇行した山や谷のカーブのところにすっぽりと入ります。くぼみに落ちるようなものです。高気圧がはまるとそのまま動かなくなりますね。

前述のようにちょうど日本の真東あたりに高気圧ができてそれを避けるように偏西風が蛇行しますから高気圧は日本の東海域に滞留するようになって動かない、温かい塊である高気圧が蛇行した偏西風の影響で動けないので日本はずっと暑いままとなるようです。

なんだかわかったようなわからないような つたない説明ですネ、詳しくは本を読んでくださいな。

 

さて、花き業界においても生産、販売、そして流通においても毎年の暑さはそれぞれに深刻化しています。

作付けアイテムも、変化や変更を検討せざるを得ない段階にきているのではないでしょうか。変更したの結果どうなるかということについて、例えばですが今週仲卸さんの通りを見て感じたままを書き出します。

 

近年の夏に増えた商品です。ヒマワリ、ヘリオプシス、ジニア、ルドベキア、コレオプシス(ハルシャギクの仲間)、エキナセア、マリーゴールド、ケイトウ・・・。なんだか自分で羅列しただけでその暑さが伝わってきます。

もちろん、私の意識が’暑い’=’耐暑性のある植物’という方向に偏っていますから、ついついとそういうアイテムを探し出してしまうというバイアスはあります。しかし、それを差し引いてもこれらの植物は増加傾向にあるのではないでしょうか。

 

(【前編】はここまで。明日の【後編】に続きます)

 

今日のところは、これにてごきげんよう。

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