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循環型デザイン──大阪・関西万博が描く社会の未来形

2025.10.29

こんにちは!リコペルシカムです🍅

10月に入りぐっと気温も下がって涼しくなりましたね。2025年も残すところあと2か月と少し、風邪をひかずにこのまま元気に走り抜けたいところです。

 

さて、今年は大阪で大きなイベントがありましたね。

そう、大阪・関西万博です。10月13日に惜しまれつつも無事に閉幕を迎え、次回開催地のサウジアラビアに博覧会国際事務局(BIE)の旗が引き渡されました。

今回の万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、SDGs(持続可能な開発目標)や日本の国家戦略「Society5.0」の達成・実現に向けた取り組みが、至る所に組み込まれていました。

 

私も9月末に訪れる機会があったので、私が見た面白い取り組みをご紹介させてください!

私は昼からの入場だったので、多くの人が飲食ブースで昼食をとっていました。私も万博を中心に世界93の国と地域の人々の声を反映させて作ったという「ワールドKANPAIビール」をいただきました。こちらのビールは缶ではなく専用のカップで提供されていました!ほかにも皿やどんぶりなどのリユース食器が使用されており、これらの容器はゴミ箱の周辺にいるスタッフに回収され、洗浄・リユースされているそうです。

WKB

 

また、持参したペットボトルに飲料水を無料で入れることができる給水所や、持参したマイボトルを自動で洗浄できるスポットも提供され、ペットボトルによるプラスチックごみを減らす取り組みが採用されていました。

 

そのほかにも、チケットはほぼすべてデジタルチケット。紙のチケットではありません。会場のパンフレットや案内地図なども、ほとんどスマートフォンアプリで提供。私は来訪した記念に残るものが欲しかったのでプラスチック製の記念チケットを購入しました。

↓こちら

RC

 

国内パビリオンの日本館では、万博テーマに沿って「いのちの循環」というコンセプトを掲げ、ごみを食べるパビリオン・バイオガスプラントを運営していました。バイオガスプラントでは実際に会場で出た生ごみを微生物分解することでエネルギーを生み出し、そのエネルギーを電気に変換し館内で使用するという取り組みがなされていたそうです。(私は残念ながらパビリオンの抽選に外れてしまったため、友人からの情報です・・・)

 

また、海外パビリオンでも循環経済や生物多様性など様々なテーマで各国の取り組みを紹介していました。

これらパビリオンの建設に用いられた資材や、内部で使われていた備品などは、現在「万博サーキュラーマーケットミャク市!」に出品、購入者を公募・マッチングで順次引渡しされ、再利用されていくそうです。

 

このように今回の万博ではそもそもごみを出さない工夫や取り組みが沢山見られました。出てしまったごみは万博のガイドラインに沿って細かく分別され、会場外のリサイクル施設や処理場に搬出されるというシステムだったようです。

日本での次の開催は、2027年に横浜で開催される国際園芸博覧会になります。

これらの取り組みが引き継がれ、大阪万博のように環境にやさしい万博として成功するよう今から期待に胸を膨らませています。

 

【参考】

リユースマッチング | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

ワールドKANPAIビール|パッカ~ンPROJECT  サントリー

ごみの適正処理等に関するガイドラインについて公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 企画局 持続可能性部 資源循環課)

EXPO 2025 大阪・関西万博 日本館公式サイト

公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会【横浜・上瀬谷開催】


 

 

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