花研コーヒーブレイク
「花瓶が熱い!?と何が起こるか」って話
2025.09.09
花研の一研究員です。
「熱い」って、この暑さで花瓶が熱を持ってしまい「熱い」のではなく、トピックとして注目を集めているということです。
私自身も、最近花瓶とは妙に縁があるようです。
例えば先日、雑誌『GINZA』を図書館でパラパラと読みました。歌手のあいみょんさんが表紙を飾っています。表紙の写真が花瓶とあいみょんだったので、どんなもんだろなーと思ったわけです。
すると内容は、あいみょんさんが北陸のクラフトを見て回るという特集でした。富山のガラス工房がホットスポットとして注目を浴びているようです。富山には富山ガラス研究所というのがあり、そちらで学んだガラス作家が続々と独立して活躍しているのです。多くの作家さんが花瓶も多数提案されていて、花の業界としては嬉しい限り。そして、作家さんの多くはインスタで作品や展示会を発信されており、どれもこれもきらびやかです。
また、最近、近所のダイソーに行ったら、いつのまにか既存の100円展開から、少し違うコンセプトのブランドを展開した売り場を設けていました。300円とか500円など少し価格帯は変わっていますが、「スタンダードプロダクツ」というブ良質で環境を意識した商品ブランドです。2021年からこの展開だそうですが、このブランドの中で大変目についたのはこれまた花瓶でした。なーんか花瓶がいい場所にたくさん並んでいるんですよ。
富山の作家さんのガラス花瓶といい、ダイソーといい、花瓶がこれほど世間の耳目を集めているのも久しく無かったのではないでしょうか・・・と個人的に思いました。花瓶の需要と花の需要は完全一致しているわけではないでしょうが、花瓶があれば花もある、花があったら花瓶が要るでしょう。二人は仲良しのはずです。
花瓶が注目されているということは、少なからず花を飾る人も増えているのではないでしょうか。
なんだか急に湿度が下がってきたように思います。九月らしい空気になるといいのですが。
それではみなさまごきげんよう。
『フラワービジネスノート2026』は9月15日です。ご予約も承っております。