花研コーヒーブレイク
棒丸(ボーマル)がいけてる!?
2025.08.26
花研の一研究員です。
最近このブログサイトでは、棒(スティック=Stick、枝物)がトレンドというような記事を何度か掲載しています。
枝物という響きとはまた異なる「棒」という語感から想像するものをちょっとイメージしてみてください。シンプルな一本棒の木の枝とか土まみれになった質感だったり、きっと外見的装飾性や流通上の価値の点から見れば、あまり評価が高くないモノだろうと思います。
シンプル過ぎてそのままでは味気なさがあります。
そこで、実際に花材として人気があるのは棒に+αがあるものではないでしょうか。棒(茎、枝)に対して、青々とした葉がついていたり実がついていたりするものではないでしょうか。この棒+αを棒〇(ボウマル)と表してみました。
ローゼル、栗の枝、ヒマ、フウセントウワタ、イガナス、ジャボチカバ(切り枝では流通はありませんが)などが該当するでしょうか。何かもし可能性があれば見立ててくださいな。
この画像はボウマルのイメージ図です。
小さいながらも、ボーマル素材は一つのカテゴリーと言えるのではないでしょうか。
且つ、このキーワード「ボーマル」は一つのアイテムの形状を指すばかりではなく、デザイン全体を表現するキーワードになっていくのではないかと思います。タテのラインを描くものだけを束ねるわけでもなく、上から見るラウンドフェイスの花ばかりを束ねるわけでもなく、タテのラインを描く素材の足元に〇型を持ってくる感じのデザイン。これもまたボーマルデザインとして浸透しているように思います。
ボーマル。
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カレンダー下のMonthly Flowersの欄には、「枝物」を新設し、毎月10品目ずつ、旬の枝物をご紹介しています。ぜひご参照いただければと思います。
既にご予約をいただいているお客様につきましては、発売日以降順次発送してまいりますので、いま暫くお待ちいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
それではみなさま、ごきげんよう。