OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

花とお別れは宿命か

2023.10.04

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

昨日10月3日の朝日新聞に「花とのお別れ マンションの宿命?」とのタイトルで、一般読者からの投稿記事が掲載されていました。

マンションの改修に伴い、ベランダの者をすべて撤去しないといけないらしく、半分は別居の身内にに引き取ってもらったものの、すべてとはいかずいくつかは枝を短くしたり、少しコンパクトにして室内に置いたそうです。

花愛好家でいろいろな鉢をベランダで楽しまれていた投稿者さんは、それでも尚すべてをキープすることは難しく、いくつかは泣く泣く処分することにしたそうです。サクラソウやプリムラなど6月に種まきしたばかりだったのにと肩を落とされた様子。投稿者さんも、以前お知り合いの方からマンションの大規模修繕でベランダの植物をすべて処分したという話を聞いていたらしく、覚悟はあったものの、思っていた以上にがっかりするものだなという主旨のことが書いてありました。(自己解釈)

 

そういえば以前、当社のEパートさんもマンションの大改修で室内に植物をすべて取り込んだけど、幾つかは室内に入れたことでダメになってしまったと。一方、ちょうど1月からの寒い時期だったので、室内に取り込んだことで元気になった植物もあったとのことでした。

 

大規模修繕となりますと対象はマンションも築12年以上にはなるでしょうから、特別園芸愛好家でなくても、それなりにベランダに植物が集まっている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。この機会に溢れすぎた植物を整理したいという方にはいいかもしれませんが、生活の楽しみとして育ててどれも処分には惜しいという方にとってはお別れするは大変心痛いものでしょう。

 

きっとこのように、植物についても生活の中のちょっとしたことに心砕くとか悩む人は結構いらして(とりわけマンション林立地域)、もしかすると、植物を預かってほしいというニーズは潜在的にあるのではないでしょうか。それが業務になるかどうかは超えなければならない障壁がいくつかあると思います。預かり中に枯れてしまったときに関する免責問題もありますし、何があっても故意ではないことが伝わるよう、ある程度預かる側と預ける側の信頼関係の構築が必要です。

あるいは、既に地域の生花店さんの中にはお客様のお悩み解決サービスとして既に取り組んでいらっしゃるところもあるかもしれませんね。

ただそれが一般的なサービスとして広がるまでにはいくつかのハードルがあるものの、ひとまずここに植物に関する潜在ニーズがあることはわかりました。生活者の皆様のお役に立つための小さな一歩ではないでしょうか。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

「フラワービジネスノート2024」はこちら。

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