OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

物流2024年問題 解決のヒントは?

2023.09.07

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

本日の日経新聞の1面にありました通り、物流2024年問題がいよいよ喫緊の課題となっています。2024年4月以降、ドライバーさんの働く時間の上限が今以上に短くなることから、現状よりも時間をかけずにモノや人を運ぶサービス、あるいは同じドライバーさん数でより多くの人やモノを運ぶ方法・サービスのテスト運用があちこちで行われています。

 

そこにはIoT技術やAIなどテクノロジーの利用が欠かせません。ここでヒントになりそうなバスのサービスをご紹介しようと思います。

路線バスというと、決まった路線を決まった時間に大勢の人を乗せて移動してくれるサービスです。しかし、決まった路線のみを定時運行するバスではありません。路線を超えてエリア内のあらゆる停留所にバスは停まってくれるのです。

 

通常の路線バスなら、A地点からB地点まで一旦乗り換えが必要なところ、新サービスでは路線跨ぎであってもA地点→B地点を選択指定すると、乗り換えずに到達できるという仕組みです。乗り降りしたい日時場所をスマホで事前予約すると、その時間とルートで乗せて走ってくれるデマンド型の交通サービスなのです。

 

タクシーと違うのは乗降りする停留所が決まっている点。費用は路線バスよりも若干高めですが、それでも低く抑えてあります。今はテスト段階なので利用できる曜日などに制限があります。大勢が利用するようになると、走るルートをAIが計画し、適切な(この場合、時間とコストにおいて)解を導き出してくれるのでしょうから、採算が取れれば本稼働もあるでしょう。

 

car_bus_tokyu

 

BtoBの物流においては、例えば集荷の依頼をこのバスの例になぞらえて検討することができるのではないでしょうか。事前にアプリに住所などを登録した人が、実際に集荷に来て欲しい日時・個数をスマホで予約すると、その時間に集荷トラックが来てくれる。ドライバーさんもその日の総集荷個数からトラックの台数やルートがぽんぽんと出てくれば速やかに適正時間内で業務となるのかな・・・などと思いました。

 

ヒントはあらゆるところにあり、場合によっては開発済みのIoTによる仕組みも活用できることもあるかもしれません。

オンディマンドバスの運用については、東急バスのサイトをご覧ください。

 

それではみなさまごきげんよう。

「フラワービジネスノート2024」はこちら

AI2llbpC

 

pagetop