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ドイツのロイヤルウェディングのブーケは?

2023.05.26

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

ドイツにロイヤルファミリーってあるの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。アタクシも思いました。調べてみますと、ドイツの君主制は1918年に廃止されているものの、ドイツのバイエルン王国最後の国王であるルートヴィヒ3世(在位1913 年-1918 年)の末裔はロイヤルファミリーの称号を使用しているのだそうです。そのルートヴィヒ3世のひ孫であるルートヴィヒ王子が5月20日にミュンヘンの教会で挙式したそうです。

 

お相手はオックスフォード大学に在籍し、博士課程で犯罪学を専攻しているというソフィー=アレクサンドラさん。シンガポール生まれで、オランダとカナダの2つの国籍を持つのだそうです。何が言いたいかって、もちろんソフィーさんのウェディングブーケです。

 

スズランだけで束ねられたシンプルなものでした。

スズランのブーケといえば、モナコ王妃グレースケリーのウェディングブーケが印象的です。しかし印象的なのは豪華だからではなく、シンプルでミニマムだからです。グレースケリーは祈祷書を持って式に臨んだため、ブーケは小さめで、写真を拝見しますと本と一緒に持ちやすくするためか、短めのカスケードタイプに仕上げてあります。

 

この度のソフィーさんのブーケはこの時のデザインとはまた異なり、スズランのドーム状に束ね、その周りの押さえにスズランの葉も使い、水色のリボンで束ねられたラウンドブーケでした。シンプルなブーケですね。これだけたくさん使われれば、きっと良い香りを放っていたことと思います。

写真ご参考

 

上記記事内では、フラワーガールとして紹介されているブライズメイドの花冠もかわいいですね。スプレーマムが使われているようです。

 

今朝は大田市場の仲卸さんでもスズランが販売されているのをお見みかけしました。少なくとも日本においてウェディングブーケにスズランを使うなら、4-5月の挙式に限られた特権ですね。

主な産地は長野県と北海道です。(写真は北海道産)

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それではみなさま、ごきげんよう。

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