OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ガーデンにもトレンドカラー

2023.05.05

こんにちは。5月5日こどもの日、今日の花は「ハショウブ」、みんなの花研ひろばです。

 

陽気が良いせいか、急にガーデンセンターに行きたくなり、日曜日の昼下がり某所の老舗ガーデンセンターに行ってきました。野菜苗や花苗を買い求めるお客様でお店の駐車場はごった返し、レジも並んでいました。もはやここではコロナ禍の外出規制の影響など微塵も感じさせないほどの人流です。

 

売り場はこんな感じでした。(一例)

とあるガーデンセンター

 

ヌーディカラーといわれるカフェオレのようなミルクティのような色合いの花が売り場の中心として存在感を出しています。トレンドがアップデートされている売り場と思います。

とはいえ、売り場は商品カテゴリーごとに区画整理されており、こうしたアースカラー的な商品陳列の一方で、定番のカラフルな色合いの商品棚も充実しています。こちらのガーデンセンターの特徴はフルラインナップであること。トレンド軸を踏まえつつも、オールラウンドの顧客層をキャッチする戦略のようです。老舗の強みを実感します。

種苗開発には時間のかかるものですが、きちんとヌーディカラートレンドに合わせ、ガーデニング商材においてもタイムリーに商品をそろえるところもさすがです。

 

さて、先月末に20代後半Z世代の来客が2件ありました。1組は女性、1組は男性だったのですが、仲卸通りをご案内したところ、面白いことにお二人とも共通して、超絶敏感に反応していた商品がありました。何と思われますか。

 

カフェオレのような色をした茶色のミニバラのポットです。お二人ともそれを見た瞬間に、何かの警報が鳴ったかのように強烈に反応していました。その様子を大変興味深く拝見していたわけですが、察するに今しばらくこのくすみカラートレンドは続きそうです。

5月は鉢物の消費が1年のうちで最も上がるとき。もちろん母の日の影響が大きいわけですが、ガーデニングシーズンであることもその理由の一つです。ガーデニングにもトレンドカラーを反映して、販売機会を少しでも生かしていただきたいところです。

 

【一世帯当たりの購入頻度と支出金額 園芸植物2022年】

POTConsump

データ元:総務省「家計調査」

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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