OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

外構の植栽 相性のいい植物は?

2023.03.21

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

切花のトレンドと鉢物のトレンドは、均一化しているとよく当社からご紹介いたします。しかも世界同時多発的に。

そして、鉢物トレンドと相まって、商業施設や一般のご家庭の植栽も然りです。そのうちの一つのキーワードがドライな質感。ドライな印象で演出されるようになり久しくなります。

 

例えば、都内某所で撮影したこのような感じ。細葉のカサカサした質感の植物を家の周りに配し、大ぶりのごつごつした石をアレンジする造形デザインです。植栽に使われるのはオージープランツが多いようです。トレンドからすれば「湿度低め」な質感がいいみたいです。

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少し思ったのは、このようなデザインが主流の昨今において、現在市場流通している花ものや苗物の主となる品種との相性がなかなか見いだせていないことです。イメージではがれき砂漠(ごつごつごした石が多い乾燥地帯なイメージ)で無骨な雰囲気で広がるような植物、あるいはタテに伸びるもの、さらに理想をいえば、小葉の集合体でかさかさした感じがいいのではないかと思います。ふと思いましたが、アルストロメリアの原種などは乾燥地に生える個体もありますのでこうしたカサカサ系との相性はいいかもしれません。あるいは、先週ちょうどマイクロワックスという、花も葉もミニミニワックスフラワーの3.5寸苗を購入しました。こういうのもドライでタテに伸びていますし、相性がいいように思います。

 

現在流通している花苗の品種群は、また用途が異なると解釈し、それはそれでいいのかもしれません。もし用途を広げさらにマーケットを拡大するとなれば、このような植栽のトレンドをキャッチアップしていくことも一つ手段としてあるかもしれません。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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