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『都風俗化粧法』より江戸時代には既にローズウオーターをとっていたってホント!?

2023.01.12

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

1800年頃の本に『都風俗化粧法』なる江戸時代の生活を伝える書物があります。主に女性の身だしなみや作法について書きあらわしたもの。この本の現代語訳があり図書館で借りて読んでいます。

この中に化粧方法を書いたくだりがあります。さらには、バラを使った化粧水「花の露」の作り方を説明している内容まで。日本人も江戸時代からローズウオーターを作って生活や女性の美に取り込んでいるとは知りませんでした。ノイバラを水蒸気蒸留するのです。

専用の道具がなくても薬缶で代用する方法などが書いてあり、勉強になりました。

今度試してみたいと思います。うまくいけば水溶性の成分が溶けだしたローズウオーターが出来上がるはずですが、ゲラニオールのような油に溶ける成分はほとんど取り出せないのではないかと不安も多々。

ちょっと江戸時代の皆さんのオシャレぶりに改めておどろきました。しかも江戸の園芸といえば、縁起のいいものなど嗜好される品目は相場が決まっていたように思います。バラはトゲのせいもあり、あまり好まれていなかった印象です。そういうことでもなかったのですね。バラの咲く春が待ち遠しいです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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