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フローラホーランドの花コンテスト 2022年の大賞は?

2022.12.23

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

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今からのフラワービジネスノートのご注文につきましては、発送はすべて2023年1月4日とさせていただきますこと、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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さて、オランダのフローラホーランド市場の花コンテスト2022が発表されました。(12月15日付)

部門別(切花、観葉、洋ラン)の大賞ノミネートの時点から楽しみにしていましたが、この度総合一位が発表されました。

総合一位は以下の通りです。
切花:ユリのアプリコットファッジ、日本でもじわりと人気出ていますね。

大きすぎなず、ほかのアイテムと合わせやすい花のサイズ感と埋もれない個性があります。多様性あるデザインにも。ユリ業界には珍しいバイプレイヤー的な存在がいいのでしょうか。

 

その他部門別大賞は以下の通り。
観葉:ゲイゲナンサス

キリアタスのエナメルの黒革のような品種、ヴィーガンレザー、大豆ミートのように代替◎◎が流行る昨今、皮製品に代わる屋内装飾のポジションということでしょうか。
洋ラン:リコティリス

ギガンティアの香りがいい品種。着生蘭で小さな花を房状につけるようです。うーん、よくわからないので2023年2月の世界らん展で確認してみます。

 

ガーデン:セロシアのホットトピックリーフ

小型の鉢植え用セロシアで色はオレンジ系。久留米ケイトウのようにくるんと整った丸まった形ではなく、もうすこし崩れた形ですがかえって自由な感じでいいのかもしれません。ケイトウ類は栽培にエネルギーをあまりかけないようですから昨今ヨーロッパでも注目が高いのではないでしょうか。

 

このように、オランダにおける品種コンテストにおいても受賞商品は、社会やマーケットを反映しているところがあると思いました。

社会性からすればケイトウが選ばれると、大田花きのフラワーオブザイヤーOTA2022の大賞と同様に、社会的な評価の面でヨーロッパと日本とが一致しますので大変興味深いこととなります。なお、正式なコメントはフローラホーランドの発表を参考にしていただければと思います。上記は私見です。

 

ちなみにこの賞は、昨年はあのアフリカ産サマーフラワーで世界中を席巻しているマーギンパ社の商品が受賞されました。

 

詳細はこちら:フローラホーランドのコンテストのサイト

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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