OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

神代植物公園のショクダイオオコンニャク 

2022.12.22

こんにちは。2022年冬至を迎えたみんなの花研ひろばです。

 

ネットニュースなどをみると、ショクダイオオコンニャクが咲きそうだとかいうので、調布にある神代植物公園へ行ってみました。コンニャクの花はアンスリウムの花によく似ています。はなびらのような苞という部分と、その中央に棒のようにのびた部分とで構成された形になります。ミズバショウなども同じで、サトイモ科の植物に共通してよくある形です。

 

昔の人は信心深いのか、苞の部分を仏炎苞(ぶつえんほう)と名付けました。中心の棒の部分を肉穂花序(にくすいかじょ)といいます。ショクダイオオコンニャクの大きな個体は高さ3mぐらいにもなるようです。花の部分である花序とは小さな花の集まりです。ですから最大といっても「最大級」の集まりであって、実際に花が一個体として最大なのは実はラフレシアです。

 

とはいえ奇怪でインパクトの強い外見から、ショクダイオオコンニャクは植物園においても人気植物の一つです。匂いもすごいというので気になって近くで鼻をならしましたが、開花前では匂いはしないようです。

植物園でも年末から年始の目玉企画として盛んに宣伝しています。開花を年始にあわせるためでしょうか。温室はスイレン部屋でした。大変暖かく湿度もそれなりなのでコンニャクには最適のようです。鎮座ましますショクダイオオコンニャクの鉢植えは神々しいですね。開花までもう少し。

 

花開蒟蒻乎(こんにゃくの花はひらいたのだろうか、いやまだだ。)

ショクダイオオコンニャク

 

後日談:と書いていたら、ちょうどこのブログをアップする前に神代植物園のショクダイオオコンニャクが開花したとのニュースが飛び込んできました。早朝開園したり、通常閉園の月曜日に臨時開園したり。さすが人気者は影響力が違いますね。

めでたし、めでたし。今行ったら強烈な臭いを放っていることでしょう。

 

それではみなさま、温かくしてお過ごしくださいませ。一陽来復、春が待ち遠しい限りです。ごきげんよう。

フラワービジネスノート2023はこちら。

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