OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ソニーがバラの花もやさしくつかむロボットを開発

2021.12.21

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

日持ち試験という切花の品質評価方法があります。品目ごとの代表的な日持ち日数や品種ごとの日持ち日数を評価する方法です。一定の方法で行わないと比較になりませんので、ルールがあります。若干のカスタマイズは各所でありますが、日本花普及センターが公開するマニュアルが一般的のようです。通常は花の開花状態とその変色、葉の変色などを見て判断していきます。さて

そのマニュアルによると、バラについてはちょっと面白い評価の方法になっています。なんと、触るんです。

実際に触れて観賞用の花の評価を行います。これは唯一バラだけのユニークな方法です。

バラの花びらは状態が良いと張りがあります。5-6分咲きのバラをやさしく触ると反発するような張り、つまりテンションを感じます。それが数日経過しますとこのテンションが下がり、開花した花を軽く握るようにするとそのまま反発も無くなってきます。これが劣化した証拠となり日持ち試験での評価が一段落下がります。科学ですがちょっと芸術的なところを感じますね。

 

さて、12月7日に発表されたソニーが開発したロボットは、圧力分布センサーと物体までの距離を測るセンサーとで繊細なモノでも掴むことができるそうです。果たしてバラの日持ち試験はどうかなあと、なんとなく思った次第です。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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